アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ45)

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コマ/フブキ『殆ど生えて…/ツルッツル…』

マタロウ「しーっ!」

コマとフブキの口を慌てて塞ぐマタロウ。

ジンペイ「先生がカツラだったなんて!
この秘密は誰にも言いません! お～いおいおいおい!」

ジンペイは大号泣していた。

マタロウ「だから泣き過ぎだって…」

臼見沢「この事は、私達だけの秘密ですよ」

そう言って臼見沢先生は再びカツラを装着する。

A「……」
《でも……さっきのアレは……。
……会長にも知らせておいた方がいいのかも……》

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その後、進路指導室を後にするA達。

フブキ「臼見沢先生が怨霊を凶暴化させているなんて…
とんだ勘違いだったみたいね…?」

ジンペイ「…あ」

すると何処かから虹色の妖気が現れ、

ジンペイのウォッチに吸い込まれて

2枚のメダルが現れた。

ブルポン「パクッ」

そして何処かから現れたブルポンが、

ジャンプして1枚のメダルを食べる。

コマ「またメダル食べた…」

するとブルポンの体が青白く光り輝き、

やがてブルポンの胴体が伸びるのと同時に光が消える。

ジンペイ「お前スライムじゃなくて猫だったのか」

ブルポンの体は猫の姿になっており、

そして青い前開きのシャツを着ていた。

ブルポン「何か問題でも…?」

クールな口調でA達を見上げているブルポン。

マタロウ「えっ…何かキャラ変わってない…?」

プルポン「…今日はあの空飛ぶ青いうさぎは居ないんだね」

ブルポンはAに近付く。

A「空飛ぶ青いうさぎ……それってアルトの事……?」

ブルポン「うん、なら今日は誰にも邪魔されないね」

そう言ってブルポンはAの頬にキスしようとするが…。

ジンペイ「させるかっ! アルトだけがライバルだって思うなよっ!」

ジンペイはAの腕を引いてそれを阻止する。

A「もうっ……ジンペイさんったら……」

Aは戸惑っている。

ブルポン「…また邪魔されちゃった。
…まあいいや。じゃあまたねA」

ブルポンは不服そうに去っていった。

A「……」