アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ35)

今日:1 hit、昨日:20 hit、合計:6,528 hit

(10) ページ35

タイトルは、【冬のY学園】。

クエン《それは、ある冬の日の出来事でした…。
何事もない日常に、運命の悪戯が…》

ナユ「…♪」

他の生徒達と共に教室の掃除をしていたナユは、

教室のドアの窓ガラスを拭いていた。

ちょうどその時、ナユの教室を

臼見沢先生が通り過ぎようとしていた…。

すると臼見沢先生は、廊下の水たまりに

うっかり足を滑らせて転びそうになり…。

ナユ「うわっ!?」

ナユもまた、掃除をせずにほうきを持って

ふざけ合っていた男子生徒に背中を押され、

ドアに顔を押し付ける形となる…。

ナユ「あっ…」

クエン《なっ…何といういけない事!
国語教師が女生徒に、窓越しに口付けを
かわしてしまったのですっ!
そして、許されない恋に落ちた2人は駆け落ち…。
遠い名も無き島で、2人で暮らす事にしたのです…》

_____________________

マタロウ「どんな話!?
しかも最後何で無人島で暮らしてるの〜っ!?」

ジンペイ「なかなかやるな!
流石キンヤの尻研究クラブの部長だ!」

フブキ「禁断の恋ね…」

コマ「いや、僕はこうだと思う。
戦争で死んだ臼見沢先生…。
実は彼を愛していた来星さんが墓参りに行くと…
顔の白い臼見沢先生は何とゾンビに!」

マタロウ「って…顔が白いだけで
ゾンビにはならないからっ!」

クエン「わたくしが思うに、ある雨の日…
道路の段ボールに捨てられていた捨て臼見沢を
通りかかった来星さんが見つけて家に」

マタロウ「捨て臼見沢って何っ!?」

メラ「臼見沢は…実は巨大マフィアの親分で…」

A「ちょっ……メラさんっ!
任侠映画の見過ぎですし、もはやジャンルも
変わっちゃってますからっ!」

ジンペイ「音楽室で歌とダンスの練習をしていた
隣のクラスの可愛い転校生に一目惚れ…」

コマ「それ僕の話っ! ///」

ジンペイ「いや、俺の話でもあるぞ?」

マタロウ《僕の話でもあるんだけど…》

メラ《そういや兄貴達は音楽室で
美月と出会ってるんだったな。
皆それで美月に一目惚れしたって事か…。
俺が美月に惚れたきっかけとは違うな…》

フブキ《Aに相応しいのはラント先輩だけよ。
あの感じだとラント先輩もほぼ間違いなく
Aの事が好きみたいだし…。
2人が付き合い始めたら、美男美女カップルとして
話題になりそうね…》