アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ23)

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A「そんな事ないと思います」

そう言いながらユウリの手に

自身の手を重ねるA。

ユウリ「えっ…?」

A「私、先程のユウリさんの言葉を聞いて
凄いなって思いました!」

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ユウリ「ワクワクするなぁ…!
僕の力は、これだけの人を楽しませて
笑顔に出来るんだ!」

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A「ユウリさんは超能力が
欲しかったのではなく、皆を楽しませる力が
欲しかったんですよね……?」

ユウリ「…そう…かもしれない。
でも僕は…アイドルを目指すという
素敵な夢を持っている君とは違うんだ…」

A「そんな事ないです。
私だって……本当にこのまま夢を追い掛けるべきか
未だに悩む事はありますし……」

ユウリ「…」

A「ユウリさん、探しましょう!」

ユウリ「えっ…?」

A「ユウリさんの夢を叶えられる力……。
どんなものかはまだわかりませんが、
これからゆっくり探しましょうよ!」

そう言ってAはユウリの手を両手で握り、

満面の笑みを浮かべる。

ユウリ「っ…うんっ…///」

そんなAを見たユウリは頬を染めている。

フブキ「また1人…Aのアイドルスマイルの
虜になった人が現れたわね…」

マタロウ「Aさんの笑顔を見たら
皆メロメロになっちゃうもんね?」

コマ「うんうん、本当に可愛いもん!」

ジンペイ「…」
《あの笑顔…あんまり他の奴の前で
して欲しくないな…。
そう思うって事は…やっぱり俺は…Aの事が…》

すると何処かから虹色の妖気が現れ、

ジンペイのウォッチに吸い込まれて

1枚のメダルが現れた。

ブルポン「パクッ」

そしてそのメダルは、ジャンプしたブルポンが

パクッと食べた。

ゴロミ「また食ったな!?」

ブルポン「食べてないよ」

ゴロミ「嘘つけ!」

ブルポン「食べてないよ」

そう言うとブルポンの胴体が伸びた。

ブルポン「食べてないよ」

バケーラ「ド…」

ブルポン「食べて…ないよ」

手首を振って否定し続けるブルポン。

ゴロミ「まぁだ言うかコノヤロ…」

ポルカ「全く…白々しいですわね…」

アルト「…」