アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ14)

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ジンペイ「えぇ〜…」

不服そうなジンペイ。

ユウリ「じゃあ追加ルールで、透視する対象は
男子生徒に限るというのはどうかな?」

マタロウ「いいと思います!」

間髪入れずに賛成するマタロウ。

ジンペイ「全然やる気が出ないんですけどぉ…」

マタロウ「ジンペイ君、ここはちゃんとしようよ!
ただでさえ…」

怨霊と言いかけたところでフブキは鬼の形相で

マタロウに詰め寄り…。

フブキ「何バラそうとしてんのよ…」

小声でそう言いながらマタロウの腕を捻っている。

マタロウ「ごめん…」

フブキ「ジンペイ君、早くパンツの
指定しちゃって♪」

ジンペイ「オッケー!
んじゃ、ユウリが透視するパンツは…メラので!」

ユウリ「雷堂メラ君だね? わかったよ」

そう言ってユウリはアイマスクを装着する。

ユウリ「Show time! Come on!」

そしてユウリが指をパチンと鳴らすと、

何故か背後から不気味な笑い声が聞こえてくる…。

?「フフフ…」

ーそれから数秒後…。

ユウリ「…見えたよ。
メラ君のパンツは…

.

.

.

.

.

.

.

ピンクのハート柄だ!」

ユウリはアイマスク越しからでもわかるドヤ顔で

ドーンとかましている。

マタロウ「ピンクのハート柄…?」

ジンペイ「本当に…?」

コマ「メラ君がそんなパンツ履いてるイメージ
全然ないけど…」

A《メラさんって……意外と
可愛い物好きだったり……?》

ジンペイ「電話して確認だ!」

ジンペイはメラに電話を掛ける。

メラ「え? パンツ?」

ジンペイ『そう、パンツ!
まさかピンクのハート柄じゃないよな?』

メラ「ピンクのハート…? 何言ってんすか兄貴!
俺がピンクのハート柄パンツなんて
履くわけないじゃないすか!」

ジンペイ『だよなぁ〜』

メラ「えぇ!」

ジンペイ『お前がピンクのハート柄パンツなんてな』

メラ「俺がピンクのハート柄パンツなんてっすよ!」

A「……」
《どれだけ強調するんですか……。
私やフブキさんも居る事を忘れないで欲しいな……。
あと、ポルカとゴロミちゃんも……》

2人の会話を聞いていたAは、

心の中でツッコミを入れている。