アイドルを目指す少女はYSP能力者9 【妖怪学園】 (ページ27)

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園等「どう思う?」

ジンペイ「もうちょっと俺がかっこよく映るように
撮ってもらわないと…」

別人のように整った顔立ちで前髪を掻きあげ、

イケボでそう話しているジンペイ。

フブキ「何その顔…」

そんなジンペイをフブキは冷めた目で見ていた。

コマ「それより、怨霊と戦う時に
何でいつも臼見沢先生が?」

A「そうですね……こんなに度々
偶然が重なるとはとても思えません……」

メラ「アイツ…陰でコソコソ何やってんだ?」

ジンペイ「俺より目立ちやがって!」

いつもの顔に戻ったジンペイは

悔しそうに地面を殴る。

園等「これらの映像から言えるのは、
臼見沢先生が怨霊を凶暴化させている可能性がある、
という事」

園等先生は目を伏せて考え込んでいる。

マタロウ「えぇっ!?」

ジンペイ「確かに、あの顔は怪しい!」

フブキ「顔は関係ないでしょ!」

A「あ、あの……気になったんですけど、
臼見沢先生…… 毎回隠れて髪を弄るような
動きをしていましたよね……?」

園等「流石Aさん! 鋭いわね?」

A「あ……いえ、そんな……」

園等「臼見沢先生の事を詳しく調べてくれない?」

ジンペイ「わっかりました! ご褒美はありますか?」

園等「そうね…ご褒美は……ないわ♪」

ジンペイ「ギャフンッ!」

イマドキとは思えない古いギャグを

披露しているジンペイ。

ジンペイ「まあいいや!
だったらAからご褒美もらう〜♪」

マタロウ「切り替え早っ!」

コマ「Aさん、別に無理しなくても…
A「わかりました」えっ!?」

A「この件が解決したら、マフィンを作ります。
それでどうでしょう……?」

フブキ「Aの手作りお菓子!?
私も食べてみたいわ!」

コマ「この前も思ったけど…Aさん凄いね…」
《僕も食べたいな…》

A「私、これでもお菓子作りも好きで
よくやるので……」

ジンペイ「食べたい食べたい!
じゃあ、それで頼む!」

A「ふふっ、わかりました。
では、皆さんの分のマフィンも作りますね?」

フブキ「やったぁ♪」

メラ「楽しみにしてるぜ美月」

マタロウ「お菓子作りも好きなAさん…
くぅ〜推せるぅ〜♡」

コマ「ありがとうAさん!」