アイドルを目指す少女はYSP能力者6 【妖怪学園】 (ページ33)

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A「アイニーくん……」

コマ「それで…仮想世界から現実世界に
ログインするようになったんだね…」

アイニー「皆を傷付けるつもりはなかった……。
でも…… 僕が追いかけっこしようと近付いたら、
皆びっくりして転んだり階段から落ちちゃったり……
結局、僕が怪我させたみたいになっちゃって……
ごめんなさい……」

YSPクラブ/ホリコシ『…』

一同は黙っていると、Aはアイニーに近付き…。

A「アイニーくん、私……
アイニーくんの気持ち凄くわかるよ。
私もこの学園に来るまではずっとずっと
独りぼっちだったから……。
寂しかったんだよね……」

アイニー「……うん……」

A「ただ…… 私やジンペイさん達も、
ずっと一緒に居られるわけじゃない。
会える時間と会えない時間があるの……」

アイニー「……」

A「けどね…… 皆会えない時間があるから、
会えた時嬉しいんじゃないかな……?」

アイニー「でも……でもっ……
僕は皆がゲームの世界に来てくれなくなったら、
独りぼっちになっちゃうんだよ……?」

A「遊びに行く!」

アイニー「……!」

A「さっき言った事……忘れちゃった……?
【また遊びに来るね】って言ったでしょ……?
これもさっき言ったけど……私、RPGのゲームは
初めてで本当に楽しかったの。
またやりたいって……心からそう思ったよ」

アイニー「本当……?」

A「うん♪ だから私、また絶対に会いに行く!
他の友達も連れていくよ!
そうすれば……アイニーくんも寂しくないよね?」

そう言ってAはアイニーを優しく抱きしめる。

ジンペイ「今度はメラや九尾先輩も連れてこうぜ!」

フブキ「エマさんやアカネ達にも声を掛けるわ!」

マタロウ「うん、そうだね!
七不思議案件に関わった人達とか…。
あ、サキさんも含めてAさんの
ファンクラブに入ってる人達も誘ってみるよ!」

コマ「だね! ネナさんやテツ君とか…
もっと色んな人にアイニーを知ってもらおう!」

A「AIなのは貴方の個性なの。
アイニーくん、貴方にしか出来ない事が
沢山あるはずだよ……?」
《真面目な会長がゲームとかするかは
わかんないけど……一か八かで
今度会えた時に誘ってみよう……》

アイニーは目をウルウルさせていた…。