アイドルを目指す少女はYSP能力者6 【妖怪学園】 (ページ13)

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メラはマタロウの鼻に

指を突っ込もうとしていた…。

メラ「これを黙って見過ごす事は出来まい…。
そいつを渡さねぇと…コイツの鼻に
指突っ込むぞっ!!」

A/フブキ/エマ『っ…』

マタロウ「何で僕がっ…」

メラ「早くしろ!! 奥までズドーンしても良いのか!?」

マタロウ「たっ…助けてっ!! Aさぁぁぁんっ!!」

涙目でAに助けを求めるマタロウ。

A「……申し訳ありませんが、
今はこちらの方が大事ですから……。
それに、隠し事をされて私は今凄く怒っています。
だからごめんなさい……」

マタロウ「えっ…」

普段の心優しいAからは想像がつかない程の

冷たい声でそう言い放つAに、

マタロウはポカンとなる…。

A「フブキさん、エマさん、行きましょう!」

Aはメラとマタロウに見向きもせずに走り去る。

フブキ「え、えぇ…」
《普段は温厚なAが怒ったら凄く怖いのね…》

エマ「あ、はい…」
《私もAさんを怒らせないようにしなくては…》

いつもと違うAに一瞬驚くフブキとエマだが、

Aの後を追い掛ける。

マタロウ「えぇぇぇぇっ!?」

メラ「えっ…ちょっ…待っ…」

これにはメラも驚いていた…。

マタロウ「な…なんでぇ…」

マタロウはショックを受けている。

メラ「…男が一度口にしたことは実行しねぇとな…。
…すまん」

マタロウ「ちょ……やめ…やめ……やめっ…」

メラはマタロウの鼻にゆっくりと指を近付け…。

マタロウ「あぁぁぁぁっ!!」

マタロウの悲鳴が響き渡ったのだった…。

A《マタロウさん……ごめんなさい……。
でもこれは貴方達が悪いんですからね?》

その後も女子3人はAを先頭に走り続ける。

風呂敷はいつの間にかAが持っていた。

するとそこにモモが立ち塞がり…。

モモ「此処は通さないでs…」

小さくてよく見えなかった為モモを踏んでしまい、

1番前に居たAは転倒してしまう。

A「きゃあっ!?」

フブキ/エマ『A(さん)っ!!』

Aは転倒した衝撃で風呂敷を手放してしまった。