〈三度目の正直？〉 ページ6
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「なんだか、超感慨深いものがあるよね……」
唯「確かに……」
幸子「何2人して浸ってんの」
6月といえば、そう。夏合宿だ。
朝練の前に荷物を女子部屋に置くと、唯としんみり呟く。もう三度目の合宿。これが私達3年生にとっては最後の合宿になるわけだ。
幸子「これで終わると思うと嬉しいまであるわ、夏合宿」
「とか言って幸子、合宿終わり毎回泣きそうになってるじゃん」
幸子「A、うるさいよ」
「ごめんなさい」
幸子に睨まれてすぐさま謝ると、私たちの話を静かに聞いていた春乃ちゃんが涙目になっているものだから皆で揃ってぎょっとする。
「え！？どうしたの！？」
唯「何泣かせてんのA！」
「え、私！？」
春乃「違います……先輩方との合宿が最後かと思うと私……」
「……」
茜「春乃先輩泣かないでください！」
呆然とする私達3年を見かねたのか、1年マネの茜ちゃんと杏奈ちゃんが春乃ちゃんの背中を摩っている。唯と幸子と3人で目を合わせると、ふふっと吹き出して春乃ちゃんの方をポンポンと叩いた。
幸子「大丈夫だよ春乃〜！あんたもう立派なマネージャーなんだしさ！」
「そうだよ！もし寂しいならいつでも私来るし！」
唯「Aは卒業できるかわかんないしさ」
「ちょっと唯？」
春乃「もう、A先輩の監督の部屋への突撃も最後かと思うと……」
春乃ちゃんの言葉に、1年2人がぎょっとした顔で私を見る。初めはキラキラした眼差しで私のことを見つめてくれていた2人なのに、確実に私を見る目が変わってきている気がする。
「いやぁ、毎年計画してはいるんだけど、成功はまだしてないって言うか」
幸子「……今年お咎め役の貴子先輩居ないんだから、本当大人しくしててよね」
唯「勘弁してよ？」
「今年こそ私が成功させることを期待してるくせに〜」
幸子「誰も期待してないのよ」
春乃「いいえ！」
「え？」
やれやれという顔で私を見る唯と幸子を遮るように、春乃ちゃんが私を真っ直ぐ見つめて言った。
春乃「A先輩、今年こそは成功させてください！最後なんですから！」
「え？」
幸子「おい」
唯「春乃、正気？」
☆
☆
逆に応援されてしまった
☆
「……確かに、今年を逃したら、もう一生監督と同じ屋根の下で一夜を共にすることがなくなるのか」
春乃「応援してます！」
「ありがとう春乃ちゃん！」
幸子「ちょっと、調子乗らせた責任取ってよ春乃」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (4月3日 5時) (
レス) id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
天宮 - ほんっっっとにたまたま何年振り？っていうくらいに占ツクを開いたら更新してくださっていてとっても嬉しいです、、当時、私も高校生でしたが、今はもう社会人。時の経つスピードに驚いています。この作品大好きなのでご無理のない範囲で頑張ってください！！ (2022年9月5日 12時) (レス) @page10 id: e435465c48 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 久々に占ツクを覗いて読み返そうかな〜って思ったら更新日が2022年で本当に驚きました…！！！！めちゃくちゃ嬉しいです。昔からこの作品がずっと大好きで自分の中で本当に大切な作品の一つです…また更新してくださって本当に嬉しいです更新楽しみにしてます(TT) (2022年8月13日 2時) (レス) @page1 id: bdb34184ed (このIDを非表示/違反報告)
サーモン - いつも楽しく読ませてもらってます！更新頑張ってください！応援してます(^-^) (2022年7月21日 13時) (レス) @page9 id: 35d44de055 (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - 果琳さん» ありがとうございます🥰喜んでもらえると踏み出した甲斐があります、、💕ゆっくりになりますが頑張ります🤍🥲 (2022年7月16日 9時) (レス) id: 3fe3b17a70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：parumu | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/parumu_u_62
作成日時：2022年5月31日 14時
