【ky】最終兵器妹2 (ページ27)

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076.露出度高め美人ページ27

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　自惚れんな自惚れんなと言い聞かせる。

──キヨくんなら……、嫌じゃない

　Aちゃんの言葉を思い出してごつんとおでこをテーブルにつける。その言葉にきゅんとして立ち止まった俺に、Aちゃんは誤魔化すように「なあんてな」とか言っていたから、まあ冗談なのだろうけど。

　俺は知っている。昔から彼女を見てきたわけなので。冗談や何の気なしにああいう男心をくすぐる言葉をぶちまける子だ。しかもあの可愛い笑顔で言う。よくない。本当によくないと思う。

　インターホンが鳴って扉を開ける。今日はGeroくんとかその辺の人達とスマブラをしようという話になっていた。

　入ってくるいつものメンツの中に、「やほ！」と女子が1人。

「……え、あやちゃん」

「キヨ久しぶり」

「うん、え？呼んだっけ」

「来ちゃ困るわけ？」

「いや、そうは言ってねえけど」

　俺が先に入っていった彼らの方を振り返ると、Geroくんが「キヨん家行くんだって前話したら、あたしも行きたいって言うから連れてきた」と一言。

「あたし今度歌ってみたも出すから、Geroくんにお世話になって、そのとき話聞いてさ」

　それで来たのと続けながら、玄関先でサンダルを脱ぎ、すたすたと俺の部屋へ入っていく。男の家に来るのになんでそんなに露出度が高いのか、ショートパンツにぴちっとしたTシャツのあやちゃんのあとに続いて俺も中に入った。

「キヨ、飲みに誘っても来ないしさ、前『また今度』って言ってたのに『今度』が一生訪れないんだよ」

「キヨの今度は来ないと思った方がいいよあやちゃん」

「そうそう」

「開き直んなよ」

　みんながお酒を開ける中、俺1人綾鷹を飲みながらスマブラをする。あやちゃんは俺の隣にちょこんと座って、俺の綾鷹のペットボトルを見て怪訝そうにした。

「飲まないの？」

「うん。今禁酒中」

「なんで？」

「特に理由はない」

　「つまんないの」と不満げだ。別に俺が飲まなかったところで関係ないと思うのだが。

　あやちゃんは、スマブラの混戦に笑いながら、酔っているのか俺の方にすっかりもたれかかっている。俺はすくっと立ち上がるとちょっと外出てくると外の方へ向かった。

「きーよ」

「……」

　エントランスの外まで着いてきていたあやちゃん。
　みんながいなくなったからなのか、あやちゃんは俺の背中にピトッとくっつくと、甘えた声で続ける。

「今夜、泊まっていい？」

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