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「えぇぇぇぇ！？どうしたんだ！？A少女！！！」
「…どうして私の名前を…？」
おじさんは、私の顔を見るなりものすごく焦った様子で私の名前を呼んだ。
初めて会ったような気がしていたけれど、私のことを知っているらしいこのおじさん。どこかで会ったことあったかな？と首を傾げる私を見て、おばあちゃんが苦笑いで「私とオールマイトの古い知り合いでね。あんたが小さい頃に会ったことあるんだよ」と言った。
「そうなんですか…すみません覚えてなくて」
「い、いやぁ〜！！！はっはっはっ気にしないでくれ！」
「…なんでオールマイトの服を？」
「わ、私はオールマイトのファンでもあってね！」
誤魔化すように私の背中を叩きながら笑うおじさんに、「そうなんですか…」と言って辺りを見渡すと、点滴を打たれて寝ている出久くんの姿が目に入る。
「出久くん！！」とベッドの傍に駆け寄れば、「静かにしなさい」とおばあちゃんに叱られる。
「おばあちゃん、出久くん大丈夫なの！？」
「命に別状はないよ。でも、昨日の今日で1度に治癒できる限界を超えているから、少しずつ治癒してあげないといけない」
「しばらくここに通ってもらうことになるね」と言うおばあちゃん。
出久くんは、片方の手がガッツリ折れているようで、包帯と固定具で処置されている。他にもとにかくボロボロで、少し治癒してこれということは運ばれた時は相当な状態だったのだと想像がつく。
「おばあちゃん、わたしの個性つかってなんとかならないの？」
「A」
おばあちゃんは私を見て顔をしかめると、私の手にペッツをぺっと出した。
私はそれを握りながら、「おばあちゃんの力には及ばないけどさ、点滴がわりにはなるでしょ」と私が言うと「おばか」ともう一度顔を顰めた。
「あんたもさっきまで戦闘訓練で相当体力消耗してんだろ。見りゃわかるさ」
「…いや、でも、走れるくらいには回復してるし…」
「自分の体力ぐらい自分で把握できるようになりな！！
自分の身を犠牲にしてまもることと、周りが見えなくなって無闇矢鱈自分の身を犠牲にすることは全然違うからね！いい加減にしな！」
「リカバリーガール、落ち着いてください」
私を叱り付けるおばあちゃんを宥め、おじさんは私とおばあちゃんの間に入る。
「緑谷少年がここまで傷ついたのは、私の責任だ」と申し訳なさそうに言う。
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parumu(プロフ) - だいずさん» ありがとうございます。直しておきます。 (2020年11月9日 21時) (
レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
だいず(プロフ) - みねたの漢字は峰田ではないでしょうか？ (2020年11月9日 20時) (レス) id: 341db306ca (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます！ゆっくりにはなりますが更新頑張りますので宜しくお願いします！ (2020年9月21日 19時) (レス) id: eb2da74267 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 一気読みさせていただきました！続編も楽しみに読ませていただきます！更新頑張ってください！ (2020年9月14日 2時) (レス) id: 99a13ff01b (このIDを非表示/違反報告)
parumu(プロフ) - 鳳＊さん» コメントありがとうございます！わかります・・・岡本信彦さんがやることでもっともっとかっちゃんの良さ出てますよね、、更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月7日 13時) (レス) id: 583168fb08 (このIDを非表示/違反報告)
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