第十二の怪 ページ14
「もしかして……何?」
わずかに沈黙が起きた。
「え、え?あ…知らない感じ?
当たり前だよね。ごめんっ、忘れて!」
そりゃあ、夢だものね…。
それに、雰囲気はそっくりだけど書生みたいな格好してるし、この子があんな酷いこと言うなんて…
思いたくもないし考えたくない!
この子は私と関係無い!忘れよう!
*
久しぶりに会えたA。
顔は違うけど、雰囲気はあの時のままだね。
さすが、『花子さん』の言ってた通りだ。
でも、悲しいなぁ……
「俺のこと、覚えてないの?」
ぐっと顔を近づけて、口元に手を添えて言うと、Aはみるみる内に顔が赤くなっていった。
「あはっ!か〜わいっ♪」
「う…そういうの辞めてよ……。
それと、私は君のことは知らないよ…本当に知らないのかな?ん〜〜多分だけど」
「え〜〜、つまんないの!」
百面相してる。ちょっと驚かせ過ぎたかな?
でも、そっかぁ。
あまねと同じ顔をしてるのに分からないってことは、別の所に『ばくだん』があるんだね?
ふふ、楽しみになってきたなぁ♪
今出来る事は何もないし、帰ろ〜っと。
*
散々しといてつまらないって何よ。
「えへへ、冗談だよ」
心を読んだ!?
「びっくりさせてゴメンね。
でも、一つだけお願い聞いて?
明日の放課後、図書室で緑の髪の女の子に話し掛けて」
ヨロシク。
そう言って消えてしまった。
あの子、幽霊だったんだ。
そういえばコンタクト取ったままだ。
それにしても何だったんだろう。
しばらく物思いに耽ってると、寧々ちゃんが保健室に入ってきた。
〜〜
現実と照らし合わせると、どう見てもトイレ長すぎましたね
寧々ちゃん何かごめん
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名無しの刃(プロフ) - うおお、十四の怪の動画見たことありますよ!いいですよね〜(*^^*)でも何故かその動画見当たらないんですよね...関係ない話してすいません() (2020年3月15日 20時) (レス) id: 8bc040ebca (このIDを非表示/違反報告)
カルビ☆(プロフ) - ゆきさん» いえ、こちらこそ急なことで申し訳ありません。お互い頑張りましょう (2020年2月14日 0時) (レス) id: 9d5eab3caf (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - カルビ☆さん» こちらこそ感謝ですよ…。作品の宣伝については、作者様個々の実力で作品は評価された方が書く人も読む人も楽しめると思っているので、こちらからはお断りさせて頂きます。 高評価以外にカルビさんのお力になることが出来ず申し訳ないです… (2020年2月14日 0時) (レス) id: ad135fa375 (このIDを非表示/違反報告)
カルビ☆(プロフ) - ゆきさん» え、そうなんですか...!?ありがとうございます、!良ければ宣伝を((こら) (2020年2月13日 23時) (レス) id: 9d5eab3caf (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - カルビ☆さん» あら優しい…。カルビさんの作品、以前拝見したことありますよ。面白かったです。 (2020年2月13日 23時) (レス) id: ad135fa375 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2020年2月12日 2時