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約束した通り玉森さんに家にやってきた

オートロック付きのマンションだけど、

私も同じマンションだから玉森さんの家の前までやってきて

インターフォンを押す



すぐに出てきた玉森さん

手にはスマホを持っていない

そしてなぜか「どーぞ」

と家にあがるよう促す言葉が発せられた




『えっと、私スマホを取りに来たので、』

「しってるけど」

『ここで、大丈夫です、』

「え、あがんないの」



なぜ当然家にあがると思っていたのか



「ティンカーベルのためにお茶入れる〜」



そういうと玉森さんはドアの外に立っていた私の手首を引き、

私を玄関の中に入れた


そしてスタスタとリビングに続くであろう廊下を進んでいった



ほんとにスマホ取りに来ただけなんだけどな・・・

と思い玄関に突っ立ったままでいると



「紅茶かコーヒーかどっち?ってあれいない」



廊下の奥から顔をひょっこりのぞかせる玉森さん



「ティンカーベル紅茶?コーヒー?あ、か、お酒飲む?」

『あの玉森さん、私、』

「もう紅茶入れるからね〜」

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2019年7月14日 10時

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