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「ねえ」

『ひっ!!!!』

「え、ちょ、なに」



コンビニの前にいる人は一向にいなくならないけど

家が反対方向の同期にはこんな時間に電話できない

ましてやこんな時間に頼れる友だちはいないし

実家は遠いし、心配かけそうだし・・・



なす術なく、どうか立ち去ってくれと

コンビニの前に変わらずいる人に

強く念を送っていると

急に肩を叩かれ、びっくりして変な声が出た





私の肩を叩いたのは、玉森さんだった




『あ、玉森、さん、』

「なにどーした?呼びかけても全然反応ないし」

『え、あ、聞こえてなかった・・・』

「今帰り?遅くまで頑張ってんねー」

『あ、の、』

「明日も仕事でしょ?早く帰って寝なよー」

『玉森、さん、』

「ん?」

『えっと、』

「え、どうした?、」



なんて言っていいかわからなくて、

思わず玉森さんの服の裾を掴んだ

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2019年7月14日 10時

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