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それからもう一杯、美容にいいとかいう紅茶をいただいて

もう一回本題を伝える



『玉森さん、私、私のスマホを取りに来たんです』

「うん」

『預かっていてもらってすみません。あの、返してもらっていいですか』

「えー」

『えーって言われても、』

「だってスマホ渡したらティンカーベル帰るじゃん」

『え、当たり前じゃないですか・・・』

「ええーーー」

『いや、あの、玉森さん?』

「また来てよ?」

『えっと?』

「約束するなら返してあげる」

『なんですかそれ』

「約束するのしないのどっち」

『スマホ返してください』

「じゃあ約束ね」



よくわからない約束をさせられたけど

ようやく手元にスマホが返ってきた



お礼を言って玉森さんからスマホを受け取り、

丸一日手元になかったから通知やメッセージを軽く確認して

帰宅しようと立ちあがる



「やっぱ帰るんだ」



なぜか若干不満そうな玉森さんだけど

帰るのが普通だ




「そういえば」




玄関まで重い足取りで見送りに来てくれた玉森さんが急に話す




「ニカからまた今度飲みに行きましょうってライン来てたけど削除しといたから」



初対面の人のスマホのメッセージをどうして勝手に消すんだろうか・・・



「じゃーねティンカーベルおやすみ」


そう言って手をふる玉森さんだった



気まずいと思っていたけどそれはなくて正直助かった

スマホも無事返してもらったし、

きっともう玉森さんと会うことはないだろう

この30分くらいで、がらっと印象が変わった玉森さんだった

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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2019年7月14日 10時

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