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「お〜い旦那ァ」





今日は久々に、
万事屋に来た。





「なんだよ、俺は暇じゃねえんだよ」





ダラダラしてるだけのくせに、


そう思っていたら、
総悟が同じことを言った。





「ジャンプ読んでるだけのくせに何言ってるんでィ」






同じこと考えてたんだ、なんて
少し嬉しくなる。





「旦那、今度少し大きめの騒動があるから
乃愛を泊めてくれねェか」





そう、
総悟は今からその警備で、
たぶん半月は帰って来ない。


だから、人が少なくなって
手薄の屯所には
乃愛を置いておくのは嫌なんだって。


乃愛だけ特別扱いで
それを言われた時は嬉しかった。






「別にいいけどよ、いくら出んの?」





「そりゃ乃愛を預けるんですから金は弾みますよ、後で俺に請求してくだせェ」






ほら、乃愛のために
お金たくさん出してくれるの。






「え、沖田くんが払うの?」






そりゃ驚くよね。
いつも土方さんに請求しろって言うのに
急に自分に請求しろって言うんだもん。


でも、それは
乃愛だから。


総悟は、乃愛だから
自分でお金を払ってくれるの。


これが他の女の子だったら
きっと土方さんに請求しろって言うはず。





ねえそうでしょ?
乃愛だから、でしょ?





他の子にそんなことしたら
乃愛がその子、潰しに行くけどね。


乃愛の総悟に絡んだ罰は
とっても重いんだから。

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総悟の瞳


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作者名:みるくてぃ | 作成日時:2018年12月15日 23時

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