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「まだかな〜」





「乃愛うるさいアル」






「総悟〜…」






今日は総悟が帰ってくる日。


昨日の夜に総悟から電話があり、
明日帰る、と伝えられた。


離れている時間が長かったから
総悟不足で乃愛は死にそうです。


総悟が帰ってきたら
いちばんに飛びついてやる。







「乃愛も女中より剣振り回したい」







ふと思いついた。


総悟がお仕事をしている間会えないのは、
乃愛が女中で、戦えないから。


つまり、強くなって戦えるようになったら
乃愛も総悟についていけるよね?


離れなくていいよね?








「銀さん、剣教えて!」








そう言った時だった。


急に万事屋の戸が開き、








「俺が許しやせんぜ」









総悟が入ってきた。








「総悟!」






「お〜やっと帰ってきたのか総一郎くん。
ほらさっさと乃愛ちゃん回収してけ」






「総悟です。言われなくても回収していきまさァ」







久々の総悟、
約1ヵ月ぶりの総悟、


ねえ総悟は寂しかった?
乃愛がいなくて寂しかった?


聞きたいことはたくさんあるし
言いたいこともたくさんあるけど


総悟を見たらそんなのどうでもよくなって
そのまま総悟に抱き着いた。








「なんでィ、今日は甘えん坊だなァ」







「さみしかったよ、総悟〜」







頭を撫でてくれる総悟の手が
とても優しくて
無性に泣きたくなった。


すると総悟は、
乃愛が泣きかけているのが分かったのか、






「んじゃ、請求は後でお願いしやす。
世話になりやした」






すぐに外に出た。


なんだか、いつもは
ただ乃愛をからかっているのに
今日は総悟の方が何倍も大人みたいで
少ししか離れていない年端を
つい忘れそうになった。







「乃愛、会いたかったですぜ」






久々に直で聞いた、
総悟の “ 乃愛 ” は
まるで乃愛を甘やかすような声で





「ん、」





いつもは嫌われちゃうかもって考えて
自分から手を繋ぐのも緊張しちゃうのに


そんなこと考えずに
総悟に手を繋げ、とでもいうように
手を出した。






総悟は、ガシガシと乃愛の頭を撫でた後
頬に軽くキスをしてくれた。

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総悟の瞳


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作者名:みるくてぃ | 作成日時:2018年12月15日 23時

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