第十四話�� ページ42
仁人「もう逃げられないぞ」
ハヤト「おのれ勇者ども…。こんなところに閉じ込めたところで俺には敵うまい…！」
仁人「やってみなくちゃわからないだろ？だが、その前に教えてくれ！お前は一体何者なんだ？！」
ハヤト「そんなことを聞いてどうする？俺は、この世界を滅ぼす、魔王だあ！！」
柔太朗「どうやら話し合いになりそうもないな！」
仁人「くっ、仕方ない！行くぞ皆！チェストォオ！」
仁人の放った光は、ハヤトが翻したマントに弾かれる。
仁人「しかしその瞬間、隙が生まれる。そこをすかさず！！」
舜太「行くで！！」
ハヤトの能力の及ばない離れた場所から舜太は炎の道を作り出した。
柔太朗「うまく俺に合わせろよ」
さらにその炎の道の上を、柔太朗の作り出す氷が突き抜ける。
仁人「熱せられた空気と、冷やされた空気がぶつかることで風が生まれる！」
熱気と冷気の間で凄まじい風がハヤトに流れていく。
仁人「そしてその風に乗せて―！」
ハヤト「な、なんだ？！手足が痺れて…。う、動けん…」
ハヤトはがくっとその場で膝をついた。
琉弥「お色気担当、琉弥の色香はよく効くでしょ？」
琉弥はふぅっと息を吹いて毒を風に乗せていく。
ハヤト「おのれ…！！」
仁人「止めは任せたぞ！」
太智「よっしゃ行くぜ！ソルティ！大！ダイチャージ！！！」
大きな音と共に、青い雷がハヤトの体を貫く。
ハヤト「ぐあああああああ！！！」
やがて、ハヤトを包んでいた黒いマントは雷で綻び、ボロボロに綻んでいく。
そして、中から桃色のローブが風になびいて飛び出し、マントを失ったハヤトはその場で倒れこんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 12人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：milkssss | 作成日時：2019年7月15日 20時
