めんどくせえからあたしが総長やってやるよ！！！

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2人に話したスムージー屋の前で待ってるが、私はいま脳内でちょっとした戦いをしている



なんの戦いかって？



そんなの決まってるでしょ！



いちごバナナスムージーを飲むか飲まないか！！



くだらないとか言ったやつあとで覚えとけ♡



私にとってはとても大事な問題なのです。はい。



流石に最近太ったらしいしやめとこうかなって思いと、スムージーなんて果物だからゼロカロリーじゃん？っていう謎理論が関ヶ原の戦いくらい争ってる。



もはや教科書に載る？？？



私も有名人か。盛れる写真撮っとかないとな教科書用に。



なんて考えていたらいきなり肩をトントンと叩かれた。



「そこのお姉さん一人〜？超可愛いね。一緒にお茶でもどう？」



可愛いなんてそんなの当たり前だろと思いつつ、視線はスムージーのままナンパ男に返答



『いやイケメン兄弟待ってるんで！！』



竜「そのイケメン兄弟が迎えにきてやったんだけど」



振り返るとひらひらと手を振る蘭ちゃんと竜ちゃん



『！？！！！？え、！本物！！！！本人を目の前にしてイケメン兄弟とかオタクみたいなことしてしまった！穴があるなら入りたい！！』



蘭「電話でも割とオタク発言してたからもう今更じゃねーの？」



とてつもなく痛いところを刺される。



まあ公言してた方がやりやすいからいいか！(単純)



『あ、それより！お迎えありがとう！』



竜「いい加減覚えろ」



『なんだかんだ言いつつ2人とも迎えにきてくれるからもう覚えるの諦めてる』



竜「おいおい。良い度胸してんな？」



チクチク言葉を連ねる竜ちゃんだが、この人はとんでもなくツンデレです。



なぜかって？



『竜ちゃん私に会えて嬉しいでしょ？ニヤニヤしてるよー？』



この通り私のことになると割と顔に出る。可愛い。



竜「次変なこと言ったらお前の口塞ぐ」



『わかった。竜ちゃんの頭がねるねるねるねに見えてるなんて言わないよ。』



竜「あ？関節技の方が良かったみてえだな」



『ごめん冗談だよ！！ねえ怖い近づかないで！！蘭ちゃーん！！竜ちゃんがパワハラしてくる！！』



蘭「可愛いからってあんまAちゃんのこといじめんなー」



『蘭ちゃん1ミリも止める気ないね？！少しくらいこっち見て！スムージー美味しそうだけど！！って竜ちゃんもうゼロ距離！死んだ！！！！顔がいい！』



竜「可愛い可愛いAちゃん。覚悟できてんだろうな？」



『すみませんでした！！！』

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