第二話 展開が早いのは気にしないでほしい。 ページ6
織田さんに体重を預けてひたすらボーとっする。
す
…折れた右腕が痛い。
不図バックミラーに視線を移すと、見た事もない女性が映っていた。
…え、誰?
「あkいうbdか;おえいあえbwd!」
「どうした!?」
「…ねぇやっぱりポートマフィアに入れるのやめない?」
幽霊だ! 絶対幽霊だ。うっわぁ、私初めてみた!!
しかも織田さんの隣にいたし、怖!
って、あれ? 織田さんの隣って…
ここじゃん。
__もしかしたら
そこで私はバックの中に入っている携帯式ミニ鏡を取り出す。
「…マジで?」
ミニ鏡に映るのはバックミラーに移っていた女性。
そう、あれは私だったのだ。
今まで気が付いていなかったが、元々茶髪で方くらいまでの長さだった髪は、黒く腰まで伸びている。
元々健康的な肌ではなかったが今ではつるつるすべすべの透き通るような白い肌だ。
何だこの人。
いや、自分なのだが。
「ヤバい、可愛い」
「一寸、織田作、本気で考えてくれない!?」
「いや、俺は…良いと思うぞ」
「織田作ぅ!?」
「あ、お気になさらないでください、少々動揺していただけですので」
太宰さんが何か言っているが、気にしない。
私としてはあなた方が私の視界に入っているだけで幸せ。例え文句を言われようとも、罵倒されようとも、殺されようとも私にとってはご褒美だ。
ドM? ふっ…何とでもいいたまえ。
「太宰、人の性格にとやかく言うものではないぞ」
「はぁ…まぁ、うん、納得してきたよ。なぜか」
「そうか」
「うん」
あ、織田さん見てると又涙出てきた。
嗚呼、もし原作絵お変えてもいいのならば私は織田さんと救いたい!
よし、決めた。織田作は殺させない。
原作を換えたっていい。 織田作は殺さない。
「ねぇ…Aだっけ? 本当はいったい何者なの?」
「…え? 何の事ですか?」
「ハァ…まだしらを切るつもり? 君はどっちにしろポートマフィアに入ってもらうから本当の事を話してもらいたいんだけど」
…それは本当の事なのだろうか。
私はゆっくりと口を開く。
太宰さんの鋭い目つきがバックミラーに反射する。
トリップの事は言わない路線で、私の事を打ち明けよう。
三次元での、私の本当の立場を。
『殺したのは…アタシです』
第三話 キャラが定まってない→←第一話 私、死んでもいいわ←
548人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃ(プロフ) - 傾国萌えのセネンさん» !? すみません、コメントに気がついて居ませんでした!! 遅くなって申し訳ございません! あら、そうなのですね、知りませんでした。書き換えて起きますね! (2018年4月3日 18時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
傾国萌えのセネン - 13話を見て思ったのですが、ユリの花は匂いが強く花が下向きに咲いていて縁起が良くないのでお見舞いには向いていないですよ。 (2017年9月17日 23時) (レス) id: 343bba7f6a (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 由由由さん» おお! こっちにもコメントくださいありがとうございます! 頑張りますね! (2017年8月1日 8時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
由由由 - 面白い!続きが楽しみ! (2017年7月31日 17時) (レス) id: 1589b544b5 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 藤猫さん» コメントとご指摘ありがとうございます! 矢張り夜中に更新すると誤字が増えますね…ありがとうございました!! (2017年3月30日 10時) (レス) id: 7206b13d0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ