第七話 嫌夢 ページ9
いやな夢を見た。
とても、いやな夢。
元気に動いていた時の父さんと母さんさん、兄さん姉さんが出てくる夢。
でも、夢の中の私は彼らがいったい誰なのかわからなくてずっと泣き叫んでる。
ああ、こんな夢、すぐにでも覚めてしまえばいいのに。
この夢では私はその光景を第三者の視点から見ている。
自分でない自分がいるみたいでとてもいやな気持になった。
__父さんたちが生きてるはずないのに。
__父さんたちを知らないだなんて言わないでよ。
二つの感情が入り混じってとても気分が悪い。
散々だ。
本当に。
この世界も、この夢も。
私のこの変な力も。
すべて、すべてなくなってしまえばいいのに。
「__い___おい__A!!」
聞いたことのある声がする。
不意に後ろから左手がひかれた。
反射的に後ろを振り向くと、そこにはいつか見た砂色の外套を着た男性。
気が付くと泣いている私やそれを囲む家族はもうどこにもいなくなっていた。
この限りないない白い空間に二人だけ。
「現実から目を背けるな、前を見ろ。 そこに君が行くべき道があるはずだから」
ふらりとほほえんだかれは泡のように消えた。
いなくなった彼の背後から現れた光る道。
それを進むと小高い丘になっている。
なぜだか、歩いてみてもいい気がした。
別に深い意味など考えてもいなかった。 ただ純粋に”いいな”と思ったのだ。
でも、あの丘の向こうに見える景色はとてもきれいなのだろうなぁと思った。
__
作者です。
更新を怠っていてすみません。
中間考査やってました。
そこで問題が発生です。
…今月中に終わらない!
PS.文アルでやっと太宰が出てくれました。
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麗(プロフ) - 16ページ 放棄 は誤字ではないでしょうか? (2021年5月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
文豪 - だ、太宰さんカッケー! (2019年6月9日 16時) (レス) id: 31faebb885 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 詞音さん» コメントありがとうございます! 途中更新停止とかしてしまってたのでメチャメチャ時間掛かってます(汗 他の作品もほぼ完結してないという事態でして(泣 だいたい、一話書くのに2時間かけてます。あ、アンケートありがとうございます! (2018年4月8日 19時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
詞音 - 私も書いてみようかな…。(・∀・;) (2018年4月8日 17時) (レス) id: 6b5092fe94 (このIDを非表示/違反報告)
詞音 - あと!太宰さんとの師弟関係が見てみたいです!新作楽しみにしています! \(´∀`)/二回コメントしてすみません (2018年4月8日 17時) (レス) id: 6b5092fe94 (このIDを非表示/違反報告)
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