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第二十二話 言葉 ページ25

私は、死にたかった。

死ななければならなかった。


そんな、幻想をいとも簡単にその人は打ち壊した。

なんて。なんて、酷い人なんだろう。


__私は死にたいのに。


しかし、救われたのは事実だった。

頬を伝う暖かい物は止まる様子もない。

もう疲れたのに、泣きたくないのに、それは私の嗚咽とともに流れ続ける。


どこにこんなことを言ってくれる人がいるだろうか。

誰がこんな言葉を言えるだろうか。

おそらく彼は元々私と同じ立場にいたのだろう。

いや、今もいるのかもしれない。


彼だから、太宰さんが言ったから、私の心に響いたのだ。


ボヤけて見えない視界の中で、太宰さんが少し笑ったのが分かった。


「…そうだね…君が良かったらのことなのだけど_________________」

第二十三話 一歩→←第二十一話 存在



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(プロフ) - 16ページ 放棄 は誤字ではないでしょうか? (2021年5月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
文豪 - だ、太宰さんカッケー! (2019年6月9日 16時) (レス) id: 31faebb885 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 詞音さん» コメントありがとうございます! 途中更新停止とかしてしまってたのでメチャメチャ時間掛かってます(汗 他の作品もほぼ完結してないという事態でして(泣 だいたい、一話書くのに2時間かけてます。あ、アンケートありがとうございます! (2018年4月8日 19時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
詞音 - 私も書いてみようかな…。(・∀・;) (2018年4月8日 17時) (レス) id: 6b5092fe94 (このIDを非表示/違反報告)
詞音 - あと!太宰さんとの師弟関係が見てみたいです!新作楽しみにしています! \(´∀`)/二回コメントしてすみません (2018年4月8日 17時) (レス) id: 6b5092fe94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃ | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2017年5月14日 2時

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