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第十五話 会議 ページ18

その場をいったん落ち着き、みんなで話せるところに移動しよう。 ということで、私も含め、探偵社員の方々が数名、会議室に集まった。


「知ってると思うけど、僕は江戸川乱歩、名探偵さ!」

『初めまして、志賀Aです』

「僕は宮沢賢治です! 先ほどは大丈夫でしたか?」

『初めまして。ええ、あなたのおかげで助かりました』

「僕は中島敦、そしてこっちが鏡花ちゃんです。 新人ですが、お手伝いさせていただきますね!」

「よろしく」

『よろしくお願いします』


一言言おう。

うん。

__こんなに一気に人の名前が覚えられるはずがない。


そんなことを思いながらも自己紹介は進んでいく。


「谷崎潤一郎です、探偵社で手伝いのようなものをやってます」

「妹のナオミですわ!」

『よろしくお願いします』


深く突っ込まないほうがいいことはさすがにわかる。

先ほどでどんな関係かも知ってしまったしね。


金髪眼鏡の_確か国木田さん_によって話が進められていく。

なぜこのような大ごとになったのか私には理解できない。


どうやら太宰さんの異能力と関係があるようだが、私は異能力に関しては全くの素人。 いったいこの人たちが何を言っているのかがわからない。


それを察してくれたのか、太宰さんが私に解説を入れてくれた。


「私の異能力は異能力無効化でね。 どんな影響も受けないのだよ。 例外はない。 はずなのだけど…」

『…私の呪いはあなたにかかった』

「そういうこと」


そのことがどれほどまでに重要なことなのかは分からない。

が、とても大事なことなのだろう。

皆さん目が真剣だ。


どうやら話は停滞しているようだ。


“太宰に効く異能力があった?”

“ありえない”


“凶器が太宰に当たると同時に勢いが殺されたかも?”

“その前に志賀に触れているため無効化されているはずだ”


“そもそも志賀の認識が間違っている?”

“そんなに分かっていない異能力だからなんともいえない”


質問ができてはすぐにつぶされる。

そして、最終的に私の情報を引き出すことになったらしい。

それで異能力の特徴をつかむとかなんとか。


江戸川さんが興味津々に私の過去に質問を投げかけてくる。

死因は?

未遂の時はあったの?

などなど。


私は、そこまで深くこの呪いについて考えたこともなかった。

むしろ、私はそのことを考えるのを避けていた。


しかし、はっきりと、鮮明に、死んでいった人の記憶は覚えていた。

第十六話 死因→←あ、やっちまった。 空白の1時間20分。 ※できれば見てください!!



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(プロフ) - 16ページ 放棄 は誤字ではないでしょうか? (2021年5月26日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
文豪 - だ、太宰さんカッケー! (2019年6月9日 16時) (レス) id: 31faebb885 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 詞音さん» コメントありがとうございます! 途中更新停止とかしてしまってたのでメチャメチャ時間掛かってます(汗 他の作品もほぼ完結してないという事態でして(泣 だいたい、一話書くのに2時間かけてます。あ、アンケートありがとうございます! (2018年4月8日 19時) (レス) id: d62fbb3902 (このIDを非表示/違反報告)
詞音 - 私も書いてみようかな…。(・∀・;) (2018年4月8日 17時) (レス) id: 6b5092fe94 (このIDを非表示/違反報告)
詞音 - あと!太宰さんとの師弟関係が見てみたいです!新作楽しみにしています! \(´∀`)/二回コメントしてすみません (2018年4月8日 17時) (レス) id: 6b5092fe94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みぃ | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2017年5月14日 2時

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