思 え ば 辛 く 、忘 れ 難 き 。 ページ6
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You side .
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どうやら グルッペン様は和装は苦手らしく、成る可くたきしーど、という洋風な物をお召になられたいとの事。
矢張り産まれも育ちも和の国でしたから、私は和装の方が良いのですが、矢張りそこは旦那様に合わせるのが妻の役目だと思い、うえでぃんぐどれす とやらを着てみたいと嘘を着いてしまいました。
旦那様を思った故の嘘ですから仏様もきっとお許しになるでしょう。多分ですけれど。
「A。」
「は、はい。如何なさいましたか？」
「いや、着いたんだがお前がぼーっとしているからな。少し心配になってしまったんだ。」
「そうですか、申し訳御座いません。」
「いや、気にするな。」
嗚呼、失態を犯してしまった。これでは御父様に今度こそ殴られてしまいます。
辺りを見渡せば、辺り一面真っ白な わんぴーす という洋服の長いものの様な洋服が用意されていました。此処から私が選ぶのですね...気が遠くなりそうです。
「ルイ、此奴に似合うドレスを選んでくれ。」
「畏まりました、ではA様あちらのお部屋に。」
「わかりました。」
部屋に案内されると同時に、グルッペン様はルイさんへ何か仰る様子。何か気に食わぬ態度でもあったのでしょうか。だとすれば治さなくてはならないのだ。
どうしようも無い不安と心配に先が思いやられるような感情と、嫌われたくないという感情に呑まれ暫くモヤモヤしていた。
...だが、ルイさんが選ぶドレスは全て露出度が高かった。幾らグルッペン様が似合うと言ってもちょっと気恥しいのです。
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「ルイ、幾ら彼奴に似合うからと言って露出度の高いドレスは辞めてくれ。」
「何故でしょう。白い肌に映えて素敵かと。」
「いや、そうじゃない。周りに...いや、男所帯の此処であまり野蛮な奴等に彼奴の綺麗な肌を見せたくないんだ。」
「愛されているのですね。」
「そう見えてしまうか？...まぁいい、確かに愛おしさを感じていることに変わりは無いからな。」
続く
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ルカ(プロフ) - 花宮さん» ファンになって下さり有難う御座います、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年12月7日 17時) (
レス) id: 833bb82a0d (このIDを非表示/違反報告)
花宮 - 字の羅列が本当に美しくて大好きです、ファンになりました・・・。 (2019年12月7日 17時) (レス) id: cf04ad05a9 (このIDを非表示/違反報告)
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