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「A残念だったね」
『けど、全国で2位だよ!絢のおかげ』
気持ちを込めて歌ったけど、優勝は逃してしまった。
「何か食べて帰ろか?」
『そうだね。お腹減ったし』
全ての収録が終わり、絢美とご飯でもと話ながら歩いていると
「AAさんですよね?」
『え?』
帽子を深く被った長身の男性に話しかけられた。
『あの……?』
「A行こう」
絢美は一歩ずつ後退りをしながらAの腕をひき、行こうとする。
「ごめん、Aさん借りていきます」
反対の手を引いてそのまま走り出し、Aと共に行ってしまった。
「あれって…!」
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『あ、あのっ!』
誰かわからないまま手を引かれて走っていたが、そろそろ体力の限界に達するAが足を止めた。
「ごめんね、ビックリしたよね」
そうゆうと深く被っていた帽子を脱ぐ。
『え、えっ!?あ、の、涼太くん!?』
突然の出来事に焦り出すA。
「初めまして、片寄涼太です」
『あ、あ、はい、初めまして!』
上手く話すこともできなくて
「そんなに緊張しなくていいよ?」
『いやいやいや、無理。え、無理』
緊張するなってほうが無理。
「無理、言い過ぎ 笑」
『ごめんなさい。あの、どうして?』
どうしてこんな所にいて、絢美から強引に連れ出したのか気になったわけで。
「話すと長くなっちゃうからさ、お店一応予約したから行かない?お腹も減ってるでしょ?」
『いいんですか?』
「もちろん!」
芸能人が一般人と話してても、色んな目があるし危険性も高い。
なのに何故。
何故アナタは私のところにいるのですか?
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rmpgLove(プロフ) - ○ (2019年3月31日 15時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - ○です! (2019年3月28日 0時) (レス) id: a214377e0f (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - ◎ (2019年3月27日 0時) (レス) id: cbcc9296e1 (このIDを非表示/違反報告)
rmpgLove(プロフ) - ○ (2019年3月26日 23時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
369 - ○です!じゃんじゃん入れてください! (2019年3月26日 23時) (レス) id: 3b6d2d3bfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんころ | 作成日時:2019年2月25日 22時