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知らない倉庫に連れてこられ、中にドンッと押し込まれる。


「気ぃ強い女の泣き顔、大好きなんだよな」

「泣きながら許しを乞うの最高な」


2人で盛り上がっているが、Aは気にせず


『実咲、大丈夫?』


ペたりと座り込んでいる実咲に駆け寄ると


「A····。怖いよ」


と涙を流す。ごめんねと口にして抱きしめる。


「さて、お楽しみの始まりだ」


ジリジリと男達が近づいてくる。


『実咲には、手を出さないで』


ギリっと睨みつけると、ククッと笑う男が


「お前が2人相手すんの?」


と言われ頬を殴られる。


『····っ····。実咲に手出さないなら、相手するよ』


ジンジンする頬。口の中は血の味がする。

女だからといって手加減するような奴らではない。


「ほんとっ!友達想いなのなっ」


日々のストレスを吐き出すようにAを殴り


「やめてっ!」


と実咲が止めに入った。


『····実咲、だめだよ····。後ろに、いて?』

「やだやだ、A死んじゃうもん」


ギューっとAに抱きつき離れない。


「お前もやられたいんだな」


パーンっと頬を叩かれると、実咲が後ろに飛んでいくのがスローモーションになって目にはいる。


『み、実咲っ!』


立ち上がり、実咲に走り寄りたいのに


「どこ行くんだよ」

『い"っ!』


髪を引っ張られ、行くのを遮られる。


「サラッサラの髪の毛。さぞかし自慢だろうな」

『は?』


髪を掴んだままニヤニヤしている男。

そして、ナイフによってロングヘアは切り落とされた。


『····っ!』


パラパラと地面に落ちる髪の毛。

自慢ではなかったけど、コイツに切られた事が悔しい。


「泣けよ」


泣くのを期待してた分、男は泣かないAにイライラし


「はやく泣いて許してって言えや」

『ぐっ····』


Aの首を締め持ち上げる。

宙に浮き、どうやっても逃げれない。


『くっ····ぁぁー』


目の前が霞む。


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アオイ - 続きめっちゃ気になる! 更新頑張ってください! (2022年3月3日 7時) (レス) @page26 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんころ | 作成日時:2021年10月27日 12時

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