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「かわいいー」


とニヤニヤしながら顔を覗くマイキーくんに振り回されて


『や、だぁ····』


顔を隠す。

ここにいる人たち、よく見ると顔面偏差値高すぎて困る。

三ツ谷先輩だって学校ではイケメンだって人気だし。


「A、可愛いな」


三ツ谷先輩が笑顔で頭を撫でる。


『わっ!み、み、三ツ谷、先輩!?』

「三ツ谷抜け駆け!俺もっ」


と対抗心MAXなマイキーにもよしよしと頭を撫でられる。


『ま、マイキーさん?』

「マイキー」

『マイキー、くん』


呼び捨てなんて慣れてないし恥ずかしい。

くんは最低限必要だ。



「しかたねーな。今は"それで"許してやるよ」


嗚呼、この人には敵わない。


「つうか、子猫。千冬飼えよ。1匹も2匹もかわんねーだろ」


とマイキーくんがポツリと。


「え?」

「お、いいな。それなら好きな時に会いに行けるし」


大賛成の場地くんと


「俺の一存じゃ決めれないですって」


アタフタの千冬くん。

ごもっともと納得してると3人で言い争いが起きてしまった。


「A大丈夫か?」

『三ツ谷先輩』

「わりぃな。なんか騒がしくて」

『楽しいです。悩んでたのがバカらしくなっちゃって。みんないい人ですね』

「おう」


嬉しそうに笑う三ツ谷先輩が印象的だった。


「なぁ、Aって呼んでいいか?」

『へっ?』

「嫌だったら、やめる」

『····全然嫌じゃないです』


ちょっと恥ずかしいけど、嬉しいなって思う。


「A」

『へ、えっ、あ、は、はいっ!』

「テンパりすぎだろ」

『三ツ谷先輩、不意打ちずるいです』


もうっ!と付け加えるとふはっと笑う三ツ谷。


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アオイ - 続きめっちゃ気になる! 更新頑張ってください! (2022年3月3日 7時) (レス) @page26 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんころ | 作成日時:2021年10月27日 12時

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