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#アスクレピオス 桔梗 アンコ-ル ページ49

『それがどうしたの?』

私が怪我をしてくるなんてことは、日常茶飯事でありそれを1番分かっているのはアスクレピオスであるはずだ。彼は顕現してまだ日は浅いがお世話になった数でいうと底知れない。


私の質問に、彼は「質問を変えるか?」と返した。


「他のサーヴァント達に聞いてみたんだ。<マスターは今までこんなに怪我をしたのか>と。」


自分の背筋が凍った。冷や汗が伝う。
私の考えが読まれているのではないか?
もし彼にバレていたとしたら、と考えるだけでも恐ろしくてこの場から直ぐ走り去ってしまいたかった。

『そ、そしたら?』


「…そのまさかだ。<マスターは幾つもの死線をくぐり抜けてきた人間だ。当初は沢山してたが最近は…。でもそうだな、丁度お前が来てからまたするようにn…>」


『やめてっ!!!!!!!!!!!』


私が大声を上げると、流石のアスクレピオスも目を見開き硬直した。今日‘も’大丈夫じゃなかったのか。誰が彼にそんな事を言ったのか?

色々気になるが、まずは彼にバレない事が最優先である。この気持ちがバレてしまったら…。


『…っ、ごめん、ごめんアスクレピオス、私何やって、、ごめんね、』

私は感情が溢れ、涙を流すと彼は「どうした?!何処か痛いのか?」と慌てて私の涙に指を沿わせていく。

「大丈夫か?一体何が…」


『何もないよ。本当に何も無い。私は大丈夫。』


「…そうか。」


少し気まずいまま、彼の部屋を後にするべく入口の方へと足を進める。
良かった、バレてはいなかった。


−−−−−−−

ピピッ_____『良かった、アスクレピオスに心配されたくて、私の事もっと見て欲しくて、こんな馬鹿な真似してるなんてバレちゃったら…。』


「…本当に馬鹿だな。Aも、僕も。」


髪の長い銀髪の男は、怪しげな機械から流れる愛しい愛しい女の声を聴きながら自傷気味に笑った。


「ずっと前から気付いてる。だから早く僕の元へ、早く僕の腕の中に、A…。」


そう言いながら、男は黒い手袋を外し目の前のコンピュータに映し出される女を撫でるように触れた。

謐サ縺俶峇縺偵i繧後◆荳也阜→←#アスクレピオス 桔梗 アンコ-ル



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作品ジャンル:アニメ
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にょると(プロフ) - 愛里さん» こちらこそリクエストありがとうございました!!またありましたら宜しくお願いします。 (2020年2月26日 23時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
愛里(プロフ) - にょるとさん» 孔明先生かっこいいです。ありがとうございました! (2020年2月26日 20時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
にょると(プロフ) - えのぐさん» コメントありがとうございます!サーヴァントの表記直したつもりでしたがまた見直してみます!ありがとうございます。アンコールですか了解しました!!ドロ甘で書きますね(握手) (2020年2月16日 2時) (レス) id: ac6d2afe74 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - それと、リクエストです!初期鯖ですこすこな始皇帝と言いたいところなんですけど多分(きっと)(おそらく)難しいと思うのでアスクレピオス先生アンコールってできるでしょうか…このコメント見れててなおかつ小説を綴る活力があればお願いします!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)
えのぐ(プロフ) - 初めまして!!アスクレピオス先生100Lv勢なので(そういうことです)超ヒョッ…(尊死)ってなりました。あと細かいと思うんですけどサーバントではなくサーヴァントだったはず…です。間違ってたらすいません!! (2020年2月16日 1時) (レス) id: 6a2a84fe35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にょると | 作成日時:2019年8月2日 22時

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