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第九十四:最愛の君へ ページ47

「........はぁっ....はぁ」


『鶯?』







妙に鶯の息がが荒くなった。行きが切れる程も走っていないし私より鶯の方が体力があるのに私より先にへばるなんて事はない


残り少数の敵となったがその鶯の異常な呼吸に私は足を止めてしまった


そして鶯を振り返って見てみれば私は目を見開くことなる









『う、鶯.........?』


「大丈夫.....」


『嘘、大丈夫なはずないじゃない』









肩と背中に刺さった弓矢


血がポタポタと伝い地面に落ちる







『ねえ、毒矢なの?普通の矢じゃそんな事にならないでしょっ?』


「そうかも、な。......くっそ。」








口から血を吐く彼を見てはいられない。怖い、怖い私は結局何も出来なくて









「Aっっ!!」








そんな状態で斬られそうな私を抱きしめて庇ったもんだから、惚れ直しちゃうよ本当。


視界は歪んで行く。頬はどんどんと濡れて行く









「最期の話聞いてくれるか?」


『やっ、最期なんて言わないで.....』


「はは、自分で一番よく分かるんだよ。....もう長くないさ...........。Aを庇って死ねるなら本望だよな。....好きだっずっと。

____だからこそ幸せになれよ?」







そう言うと私の口に優しく優しくキスを落とした








『ばかぁ、一緒に幸せになるんでしょっ?』



「....ごめんな.........______愛してる」








彼は私の腕の中で目を閉じた。何処と無く幸せそうな顔で







『私も愛してる_______。』




♀♂

第九十五:目を背けた事→←第九十三:敵の襲撃



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海琉(プロフ) - kiwonさん» ありがとうございます!! (2016年12月24日 20時) (レス) id: a51860819e (このIDを非表示/違反報告)
kiwon(プロフ) - 面白かったです (2016年12月24日 11時) (レス) id: b0311b2dea (このIDを非表示/違反報告)
海琉(プロフ) - きゃらめるぽっぷこーんさん» ありがとうございます!!更新頑張りますね! (2016年11月28日 19時) (レス) id: a51860819e (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるぽっぷこーん(プロフ) - とっても面白いです!続きが気になる笑笑更新頑張ってくださいっ!! (2016年11月28日 13時) (レス) id: 8ea8de2508 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海琉 | 作成日時:2016年11月13日 23時

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