第七十九:なめてる ページ32
一層の小舟が岸までやって来た
坂本辰馬は口元を押さえて震えている
「おい彼奴。」
「何笑ってんだあの野朗。」
それを銀時と晋助が見逃すはずも無く、坂本辰馬に近寄って行った
『鶯も混ざって来なよ』
「あれに混ざるのは御免だ。A行ってくてば?」
『私も嫌だよあんなの、』
隣に居た鶯と後ろの方でその様子を眺めた
斜め前では小太郎が何してんだとでも言うかのように2人を見ている
「テメェ高杉くん舐めてんじゃねェぞ!」
「高杉くんじゃねェよ。テメェのせいで舐められてんだろうが。」
「おいテメェヘラヘラしてんじゃねェぞ。高杉くんの何処が可笑しいんだ?低いのに高杉なところか?」
「舐めてんのはテメェだろ。」
「こう見えても高杉くんはなァ、タモさんの三倍友達少ねェぞ」
「身長じゃねェのかよ。」
コントのような会話が繰り広げられてるのにも関わらず坂本辰馬は遠く___戦場の方を見て居た
「何笑ってんだ」
戦場を見据えて笑ったこの男、どれだけ凄い男なのかと思った次の瞬間
2人は坂本辰馬の吐いたもので塗れた
「すまん。船酔いして遠く見てたら気付かんかったき......あ、おまんら誰?」
「「天誅!!!!!」」
その声とともに鈍い音が響いた
『これじゃ馬鹿の集まりに成り下がりそう』
「同感」
大物な気がしたんだけど、ただの馬鹿かもね。
私の不安は大きくなった
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海琉(プロフ) - kiwonさん» ありがとうございます!! (2016年12月24日 20時) (レス) id: a51860819e (このIDを非表示/違反報告)
kiwon(プロフ) - 面白かったです (2016年12月24日 11時) (レス) id: b0311b2dea (このIDを非表示/違反報告)
海琉(プロフ) - きゃらめるぽっぷこーんさん» ありがとうございます!!更新頑張りますね! (2016年11月28日 19時) (レス) id: a51860819e (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるぽっぷこーん(プロフ) - とっても面白いです!続きが気になる笑笑更新頑張ってくださいっ!! (2016年11月28日 13時) (レス) id: 8ea8de2508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海琉 | 作成日時:2016年11月13日 23時