【銀魂】紅葉前線迷い中【坂田銀時】

久々の再会は辛い時もある｡ ページ6

貴方side



「ただいまー！
神楽、新八ー？」


万事屋の扉を勢いよく開ける。

いつもは出迎えるはずの二人が来ない。



「どこ行きやがったんだったく……｡」


銀時がヅラに上がるように言う。




「神楽ー？新八ー？



……は？」




ソファに偉そうに鎮座してるのは、





「────よォ、久しぶりだな。」


「と、虎っ！？」




『数年後に帰ってくる』と明言したのは誰なのか。
当の本人が1年も経たずに目の前に現れた。




「あんだけカッコいいこと言ったのに……？」


「まぁ理由があんだよ、聞け。


あれ、桂じゃねぇか。」


「虎之助ではないか！久しぶりだなァ！！」


「なんか同窓会みたいな雰囲気になっちゃってるけど｡」




あ、そうだ神楽と新八は？

目線をずらすと、虎の向かいのソファで正座している2人を発見。




「……何してるの？」


「なんかオーラがヤバそうだったから正座してたネ｡」


「……律儀だね。」




まぁ私の知り合いだから、と足を崩させる。




「んで、お前もいるってことは仕事の依頼かなんかか？」


銀時が社長イスに座り、本題を切り込む。


「まぁ、そんなとこか。
……桂がいるってことは、おそらく同じことだろうが、な。」


「そういえば、お前は元忍だったな。」




え、私もなんだけど全然話が掴めないよ。

やめてよ学生時代は元三人グループで仲良くしてたのに同窓会で会ったら一人ハブられるやつみたいな。




「まぁ、まずはこれを見てもらおう。」



ヅラが懐から一枚の写真を取りだした。

変な誤解は生まないように。→←ロクではないことではない。

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