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「なんで私が安田さんの面倒なんて見なあかんの」
渋「お前がおらんかったら誰がおるん」
「そんなん“友達”って呼んでる人たちやないの」
渋「そんなん遊びに決まってるやろ」
「第一、私がその責任を追わなくても」
渋「まぁ細かいことは置いといて」
「なんなん、みんなして」
渋「ヤスのこと、よろしく頼んだ」
「すばるくんに言われなくたって
関ジャニ∞の仕事面はきちっとするんで」
渋「そうやって少しでも仕事の話になると
敬語に戻っちゃうところ、俺は好きやったよ」
「…だから、簡単にもう好きとか言わんといて」
渋「はは(笑)」
「…私はy「ほれ、話してると電話やで」
「…大倉さんじゃん」
渋「出なくてええの?」
「どうせ酔っ払いの絡みですよ」
渋「俺出ようか」
「好きにしたらええよもう」
もうすぐ24時になるというのに
この街はまだまだ明るい
だから、
悲しくならずに済んだ
寂しくなりすぎずに済んだ
隣にいるこの人は、
もう私の日常にはいない
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作者名:みくや | 作成日時:2024年3月24日 22時