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「でも、今回は！」
「わかってる。友達を助けたんだろう。説教はあと。皆心配してるよ。呼んでくる」
涼兄は、そう言って病室から出ようとした。
「あ、でもAが自分から『お兄ちゃん大好き！』って言ってハグしてくれたら説教短めに」
「結構です。説教で」
「Aさん！」
「A！」
すぐに入ってきたのは晴矢と美咲さん。
「美咲さん！大丈夫ですか？」
「うん。大丈夫だって言われたから。1日だけ入院したらすぐ戻れるって…それよりAさんが」
「私はどうってこと…」
「馬鹿A！状況考えろばーか！」
「痛っ！叩くことねぇだろ！それに馬鹿2回も！馬鹿っつった奴が馬鹿だって習わなかったかばーか」
ぎゃぁぎゃぁ言う私達を美咲さんはびっくりした目で見て、少し笑った。それは気品ある笑顔じゃなく、友達同士の笑顔だった。
「はははっ」
「美咲さん？」
「いーや。講習会とイメージ全然違くてね！もっとなーに考えてるかわかんない人達かと…」
あ、失礼だ。と美咲さんは自分でボケツッコミしてるよ。
こっちがその言葉言いたい。
「美咲さんも、もっとお嬢様かと」
「俺もそう思った」
「え？一般的な家庭で育ったよ？」
これが…才能か！？
「あと、さんなんて付けないで！美咲で！Aちゃん！」
「え…」
「ねぇねぇ！今度はプライベートで雷太も入れてお茶しよう！」
どんどん話が膨らむ美咲。
「晴矢くんだよね！Aすっごいかっこよかったんだ！私を背負ってね…」
「そこら辺にしろ美咲」
「あ！雷太」
次に来たのは遠目からしか見てない一ノ瀬さん。
あの時はスーツだったけど、今は私服だ。
「美咲を助けてくれてありがとう」
「！いや！顔を上げて…その…美咲を残したら怒られると思って」
あながち嘘ではないが美咲はまだ一ノ瀬さんに好きと言ってなさそうなので、少し言葉を濁した。
「だからって無理すんな！」
「お前になんかあったら…」
晴矢は声を上げ、黙ってしまった
「あったら何？」
「何でもねぇよ！」
またしもはぐらされてしまった。
「大変だな。晴矢」
「雷太、こいつ余程の馬鹿」
「え？なんて？」
少し声が小さくて聞こえなかった。
「ねぇ美咲」
「私からは何にも」
4人で談話してると病室に涼兄とヒロトが入ってきた。
「A。良かった。あれはやりすぎだ」
「うっ…ごめん…」
ヒロトと涼兄からは、私の足首はヒビが入っていたらしく、全治１ヶ月安静だと言われた。
その間、杖生活のAでした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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海空(プロフ) - 雨宮シロ@ブイブイさん» あああああありがとうございます！！！雨宮さんの大ファンなのでコメ来たとき本当に感動です！更新なかなかできずごめんなさい！！！でもそろそろ休みが入るので頑張ります！雨宮さんも新作頑張ってくださいね(´∀`) (2018年7月14日 20時) (
レス) id: 8893edf5cd (このIDを非表示/違反報告)
雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - とっても面白いです…！恋愛はくっつくまでが面白いんですよね！晴矢くんと夢主ちゃんがこれからどうなっていくか楽しみです！応援してます！更新は無理をなさらずがんばってください(*^^*) (2018年7月14日 16時) (レス) id: f499c0d44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海空 | 作成日時：2018年6月27日 21時
