鬼が三十七匹 ページ37
｢おっ沖田隊長ォォ!!｣
押されていた山崎を助けながら敵を斬っていく沖田
だが敵はどんどん襲ってくる
｢チッ｣
小さく舌打ちする沖田の前で土方が声を上げる
｢…奈落
何故ここに?!
俺達の動きが読まれていたとでも…｣
ドンと目の前が爆発する
そちらに気を取られてしまった土方に向かって奈落が襲いかかる
対応ができず避けられずにいると小銭形が土方を押して奈落とを斬る
｢小銭形!!｣
しかしそんな小銭形も奈落に斬られてしまい肩から手が流れ出す
｢しっかりしろ!!オイ!!｣
慌てて駆け寄り声をかけるが小銭形は笑みを崩さずに答える
｢ヘッようやく上司らしいことができたかな
このままじゃこの船は沈む
ここは俺達に任せてお前さんはあの船黙らせてきな｣
｢しっしかし…!!｣
｢まさか鬼の副長が怪我人を置いていけねェとでも…
ガッカリさせるなよ
言ったはずだ
俺の仲間は
そんなにヤワじゃない
ハードボイルドな男の仲間は
みんなハードボイルドだ
早く行け｣
土方はその言葉を聞き隣の船に飛び移る
隣には銀時
｢貴様ら…｣
予想外の展開に奈落達がたじろぐ
しかしそれも一瞬
すぐにふたりに襲いかかる奈落達
ふたりも負けじと斬り掛かる
｢どうやらっ
なんとか祭にゃ間に合ったらしいな!!
葬式にゃ出られなかったんだ
せめて弔い合戦くらいは参列しねェと
将軍に化けて出られても困るしな｣
｢てめェら…!!
ここに来た意味解ってんのか!!
俺達とゆけばてめェらももうこの国には…｣
｢どの道もう戻れねェさ
どうやら俺達ゃ
いつの間にか
そういうところまで来ちまったらしい
今更俺たちだけじゃ
引きかえせねェところまで
俺達に もし
戻るところがあるならば
そこは
お前らもいる場所だ
戻るなら
ヘッポコ警察も
ヘッポコテロリストも
サディストも
化け物も一緒だ
いつからかそんな
…ったく
人間一つ所に長く腰かけるもんじゃねェな
いつの間にか苔まみれだ｣
｢…ああ違いねェ｣
｢(＿近藤さん 正直に言うよ
俺は今まで江戸を護るなんざ
ただの任務としか捉えてこなかった
真選組が真選組であるために
俺たちが侍であるためにただ剣を振るってきた
だが今
心の底から思うよ
＿＿江戸を護りてェ
俺達の居場所を護りてェ
近藤さん俺はようやく
真選組になれたよ)｣
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ヘアリー(プロフ) - サーモン１３さん» わぁ！！ありがとうございます！今日かなり訂正したところがあって気に入っていただけるか分かりませんがまた少しずつ見ていただけると嬉しいです！更新なるべく頑張ります！！ (9月17日 20時) (
レス) id: 8269c85238 (このIDを非表示/違反報告)
サーモン１３ - 作品を何回も見返す程大好きです!更新頑張ってください応援しています!!! (9月17日 15時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2020年4月25日 19時
