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鬼が三十二匹 ページ32

「バカヤロー仮死状態の奴がそんな生半可な起こし方で目覚めるか!!殺す気で生き返らせろ!!」



ゴンッと地面の岩を桂の頭に投げ直撃した



「ホントに殺してどーすんだァァ」



ドクドクドクと桂の頭から血が流れる



「どうだ
流石に起きたろ
脱獄しようと床の岩剥がしてたのが役に立ったぜ」



「立ってねェよ!!二度と立てねェよ!!」



そんな会話をしているとザッザッと入口から足音が響いた



「(マズイ番兵が…!!
こんな所見られたら…どうすんだとっつぁん!!)」



「(仕方ねェこうなったら俺達も死んだふりだ)」



バタンと松平が倒れる



「え”え”!?」



「(森で熊に遭遇したときも
檻でゴリラに遭遇した時も
対処法は同じだ)」



「聞いた事ねェし!!ゴリラ俺だし!!

そんなんでごまかせるワケねェだろ
オイとっつぁ…」



番兵が牢に近づく



「!!」



慌てて近藤も倒れ近くに
ゴリラじゃない
ゴリラ・ゴリラ・ゴリラだ
とダイイングメッセージのようなものを残して目を閉じた



冷や汗をかきまくる近藤



だが番兵からのリアクションが何も無いことに不思議に思いチラッと近藤は番兵の様子を見る



その瞬間番兵は近藤に刀を振り下ろす



近藤は慌てて横に避けると近藤の真横に刀が刺さった



再び攻撃してこようとする番兵の刀を止めるためその番兵の腕を掴むと近藤はその番兵の腕には八咫烏の入れ墨が気付いた



「(コイツ…ただの番兵じゃねェ…!!)」



近藤は番兵を投げるとその隙に外に出る



桂の傍にも番兵が立っている



【「__近藤

俺たちは立場は違えど

国のために戦わんとする思いは同じのはずだ」】



ゴッと番兵の頭に固いものが当たる



剥がされた床の一部



松平だ



「近藤ォォォォォォォォォォォォォォ!!」



ゴシャァと近藤が番兵を殴る



すると近藤の後ろから別の番兵が



桂はドッと殴られた番兵の刀を掴み、迫りくる番兵を刺す



ペッと桂は丸薬を吐く



「…これで

攘夷志士(オレ)
真選組局長(おまえ)
一度死んだ

さて次は敵か味方かどちらに生まれ変わる」



「ケッしるかよ」

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ヘアリー(プロフ) - サーモン13さん» わぁ!!ありがとうございます!今日かなり訂正したところがあって気に入っていただけるか分かりませんがまた少しずつ見ていただけると嬉しいです!更新なるべく頑張ります!! (9月17日 20時) (レス) id: 8269c85238 (このIDを非表示/違反報告)
サーモン13 - 作品を何回も見返す程大好きです!更新頑張ってください応援しています!!! (9月17日 15時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:へアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/  
作成日時:2020年4月25日 19時

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