24 ページ24
するとガチャと扉が開き、レティシアが入ってくる
「何してんだい？さっきからすごい音してるけど…って、何女の子の部屋漁ってんだい！！」
レティシアがそう怒るもシャンクスは無反応
しばらく怒っている様子のレティシアだったがあまりのシャンクスの形相にただごとではないと判断し話しかけた
「どうしたんだい、シャンクス？」
しかしそんなレティシアの声も聞こえないでシャンクスは部屋を周る
しばらくそんなシャンクスを見守るレティシア
だがシャンクスは部屋にAがいないと思ったのか窓から外へ飛び出そうとする
そこでレティシアは流石にシャンクスの肩を掴んで頬を叩いた
「シャンクス！」
するとシャンクスは初めてレティシアの存在に気づいたようで驚いたように目を見開く
「レティ…？」
「どうしたのアンタ
そんなに必死になって」
「Aがいないんだ
どうすればいい？
もしかしてまた海軍に…」
「落ち着いてシャンクス
ここに海軍が来ることはないよ
私の島だしここに来るには色々と…」
「じゃあAはどこに…」
そこまで言いかけたところでガチャと扉が開く
レティシアとシャンクスが固まってその扉を見る
ゆっくりと開いた扉の先からはベックマンが入ってきた
「安心してくれお頭
Aならちゃんとここにいる」
そういうとベックマンに背負われているAが見えるようにベックマンはまた2、3歩前に出た
シャンクスはAの姿を見るなり身体中が脱力する
「そう…か…」
はぁと息を吐くシャンクスをみるとレティシアとベックマンは顔を見合わせた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 316人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヘアリー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時：2022年12月3日 9時
