鬼が三十一匹 ページ31
遠くの畑で船が燃えている
将軍は心配そうに船を見ながら走る
「前見て走れェ!!」
「!!」
「生き残りてェなら前だけ見て走れェ!!」
「それが…私の…将軍の戦いであると
無数の仲間の死を踏み台にしても世のため…民のため生き延びろと?!」
【「御庭番衆の務めとは将軍を護る事ではない
将軍の務めを護ることだ
そして将軍の務めとはその身を賭しても民と国を護る事だ」】
「私は…何故…将軍になどなってしまったのだ
私にとっては全蔵も
そしてそち達も護るべき大切な民だというのに」
そういう将軍の目には涙が浮かぶ
己のために人が死んでいくのを定々のように見るのは苦しいのだというように
「将軍様…」
「………将軍
アンタのダチ公は死んだりなんかしねェよ
なぜならアイツにゃ俺のダチ公がついてっからだ
将軍アンタは…こんな所で死んだりしねェよ
何故なら」
ゴォシャァと廊下の屋根を壊して私達を挟むようにして降りてくる
「何故なら
アンタにゃ俺達ダチ公がついてっからだ」
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ヘアリー(プロフ) - 七重さん» 飽きないように頑張って更新するので待っててくださいね (2020年4月4日 7時) (レス) id: ded4548bf6 (このIDを非表示/違反報告)
ヘアリー(プロフ) - 七重さん» いえいえそんな!私もかなりドジなんです。一緒ですね笑 (2020年4月4日 7時) (レス) id: ded4548bf6 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - ヘアリーさん» ごめんなさい!私がちゃんと見て無くて・・・私って昔からドジなんですよ。ははははは^^ (2020年4月3日 21時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
ヘアリー(プロフ) - 4と5も作ってますよ、ただ私飽き性なので日々更新できるように溜めてるんです笑 (2020年4月1日 18時) (レス) id: ded4548bf6 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - 続編、おめでとうございます。ところで4と5はどうしたのですか? (2020年4月1日 17時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヘアリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HAK/
作成日時:2020年3月17日 23時