私の一番キライでスキな生き物6【銀魂】

鬼が十六話 ページ16

｢斥候二人に見廻り三人
いずれも背後から一撃だ｣



被害の報告を聞き動揺する一同



｢御庭番の索敵を逃れ背後から?!｣



｢裏切り者でもいるというの｣



｢その可能性が高い
とにかくこのまま西へ進むのは危険だ

一度部隊を集め全員の身を改めるべきだ｣



｢…そんな面倒なことしなくてもここに裏切り者なんていないわよ

いるのは｣



報告しに来た男二人の頭に猿飛のクナイが刺さる



｢素顔(かお)を隠して殺気は隠せていない偽物だけ｣



その言葉を皮切りに銀時達の後ろにいた女の店員さんや土方さん達の後ろにいた護衛が攻撃を仕掛けてくる



｢やれやれようやく罠にかかったというべきか｣



だがみんな察していたようで慌てずに敵を倒す



｢こっちがかかったというべきか｣



｢化かし合い
こっちは将軍に化けた影を用意してたけど向こうは仲間に化けた影をこっちに潜り込ませてたみたい

つまり敵も忍を使ってる｣

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