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ココ君に指摘され、マイキー君への呼び方を付き合ってからも変えていなかったことに気づく。
「でもなんか、マイキー君はマイキー君なんだよなぁ」
自分でもよく分からないけれど。
「お前、分かりやすいな」
「何が？」
ココ君は、酔って赤くなった私の顔をジッと見つめながら言う。
私はぼーっとする頭でココ君の目を見つめ返す。
「三途のこと、まだ好きだろ」
「!!」
私は図星を突かれたからか、はたまたアルコールのせいか、頭がクラっと揺れた。
「…………分かるの」
「さっきも言ったろ。お前は三途のことになるとわかりやすすぎんだよ」
「そっか……。うん、今でも大好きなの。でも今の彼氏はマイキー君だし、私のことを捨てた春なんかより、マイキー君のことを大事にしなきゃいけないってわかってるの！ わかってるのに……」
「忘れられないの」と掠れた声で言うのと同時に涙が流れて、さっきまでつまんでいた枝豆の皮にポタリと落ちた。
ココ君は私の頭をポンポンと軽く叩いて笑う。
「次三途に会った時、お前の代わりにぶっ飛ばしといてやるから。だから元気出せよ」
ココ君の言葉に頷き、涙を拭って力なく笑う。
「ありがとう」
「いいってことよ。なんか飲むか？」
「これ以上飲んだら記憶飛ぶかも」
「飛ばせばいいじゃねぇかこんな記憶」
「それもそうだね」
私は通りかかった店員さんにビールを頼んだ。
その後は春の話題は終わりにし、ココ君の近況や世間話をして笑い合った。
語り尽くし、店を出る頃にはまともに立てないほど酔ってしまっていた。ココ君に支えられながらタクシーが来るのを待つ。
「お前ほんとに1人で帰れんのかよ？」
「ん〜、大丈夫だよ。タクシーなんか呼ばなくても春が迎えに来てくれるからぁ〜」
「A……」
あれ、私変なこと言ったかな？
ズキズキと痛み始めた頭を抑えていると、ココ君は「来た」と呟いた。
「春、もう来たの〜？」
「しっかりしろA。三途はもうお前の彼氏じゃねぇんだぞ」
「ん〜？ なぁに？」
「ﾁｯ。酔いすぎだアホ。タクシーだよ。自分の住所ちゃんと伝えるんだぞ。いいな」
私はココ君に支えられながらなんとかタクシーに乗り込む。
行き先を聞かれたので地図アプリで自宅の住所を表示して運転手に見せ、無事に帰宅した。
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りゆ - 最高… (2022年2月7日 14時) (
レス) @page32 id: 84a89ccece (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - 華さん» たくさんコメントくれてありがとうございます！！支えられていました…😌頑張ります！ (2022年1月30日 11時) (レス) id: af4838d834 (このIDを非表示/違反報告)
みくる(プロフ) - チョコプリンさん» チョコプリンさんありがとうございます😭これからも頑張ります！！ (2022年1月30日 11時) (レス) id: af4838d834 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 祝！完結！これからも応援してます！頑張ってください！ (2022年1月30日 9時) (レス) @page32 id: a19f9ab121 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - 完結おめでとうございます☺️私は最終話の幸せそうな2人を見れて笑顔になりました🥰🥰🥰これからも応援させていただきます📣 (2022年1月30日 8時) (レス) @page32 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みくる
| 作成日時：2021年12月8日 20時
