名前のない家族 【文豪ストレイドッグス】

続編ご案内 ページ46

皆様こんには、作者の苗代です。

『中原さんちの居候』改め『名前のない家族』、
ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。

まずは夢主と中原さんの出会い、それから家族になるまでの葛藤。家族になってからの葛藤。夢主の他人との葛藤。重ね重ね葛藤し続けるお話でしたが、いかがでしたでしょうか。

読者の方々(特に苗代の作品を他にも読んでくださっている方等)はお気付きでしょうが、私の書く夢主というのはとにかく葛藤が多く、尚且つ一度考えに節目をつけたと思ったらまたぶり返して葛藤します。

しつこいと感じる方もいらっしゃると思いますが、これは作者の経験故です。割り切ることが出来ないからこそ葛藤というものは起きるわけで、簡単に一度二度答えを模索するのではきっと解決出来ません。

特に心が未発達な当作品の夢主なら尚更。

ですが彼女もこれからもっともっと成長していきます。どうぞ最後の一行まで逃さず、彼女と時間を共有して頂ければと思います。

あ、それと、いきなり出てきたキルケゴールさんに首を傾げている方も多いでしょうからほんの小話を。

キルケゴールさんの考えの結果として、「主体的真理」に目覚めることを求めるための実存の三段階というものがあります。実はこれが、当作品に密接に関わってきます。それを頭の隅に置きながらこの先を読むと、より楽しめるかなと思います。


長々とお話してしまいました。

次からは学校に通い始めた夢主ちゃんと、初めて親の気持ちを経験する中原さんの成長譚になります。これまで以上に葛藤する二人を、どうぞ温かく見守ってあげてください。


長らくお待たせ致しました。
続編を作成しましたのでぜひ↓
【名前のない家族 2 【文豪ストレイドッグス】】

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