6 ページ6
．
ある日の休み時間、さっきの授業の宿題をやっていると圭介がやって来た。
．
｢A、次の時間一緒にサボんね？｣
相変わらず、分厚い眼鏡にぺったりな髪だ。
｢次の時間自習になったから別にいいけど、でも圭介のクラス調理実習じゃなかった？楽しみにしてたじゃん｣
｢おう、それがよォ､､､筑前煮らしいんだワ｣
｢あ〜なるほど､､､圭介煮物嫌いだもんね｣
｢マジでサイアク､､､｣
｢残念だったね〜｣
ここでチャイムが鳴る。
｢圭介のクラスでいいよね？行こ！｣
私たちは教室から出て、圭介のクラスがある2年生の階に向かう。
当たり前だけど、教室には誰もいなかった。
とりあえず横に並んで、壁にもたれるように床に座る。
．
｢ンだよそれ｣
私が手に持っている物を指摘する圭介。
｢友達から借りた〜この雑誌読みたかったんだよね〜｣
｢フーン｣
ふぅ、と大きく息を吐きシャツの1番上のボタンを外す圭介。
そして眼鏡を外して髪を解く。
．
その姿に何故か目が離さない。
．
．
かっこいいな、なんて。
．
｢ん？｣
やばい、ずっと見てたのバレた､､､？
バッ！と目を逸らして私は雑誌に目を向ける。
｢なんだよ｣
｢えーっと､､､ま、真面目な格好、堅苦しいならやめればいいじゃん｣
｢別にそんなンじゃねェよ。今はオマエしかいねェから取っただけ。｣
｢あ、あらそうですか｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 260人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジョン子。(プロフ) - 沙也加さん» 沙也加 様 ありがとうございます！！楽しんでいただけたようで嬉しい限りです߹-߹ (2022年1月23日 1時) (
レス) id: 17d2282764 (このIDを非表示/違反報告)
沙也加(プロフ) - 場地さんの行動、言動にキュンキュンが止まりません！！ (2022年1月22日 21時) (レス) @page34 id: 20667333f4 (このIDを非表示/違反報告)
ジョン子。(プロフ) - ®️さん» 場地さんは何しててもカッケェっす！！って千冬が言ってました☺︎(とは) ありがとうございます！頑張ります^^* (2021年12月6日 23時) (レス) id: 3dbc7e0778 (このIDを非表示/違反報告)
®️ - 場地さんズルい。無意識でもカッケェのに意識させてくる場地さんとか最強すぎて心臓もたない♡更新楽しみにしてます‼︎ (2021年12月6日 22時) (レス) @page37 id: a9945f7931 (このIDを非表示/違反報告)
ジョン子。(プロフ) - furimayuさん» ありがとうございます頑張ります߹-߹ (2021年12月6日 0時) (レス) id: 3dbc7e0778 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジョン子。 | 作成日時：2021年12月2日 1時
