退屈な人生②【ブルーロック】 (ページ34)

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凪「…マジ」

貴『まじのまじ

現実味の無いのは無理ですけど、
私に出来る事ならどんな無茶難題でもしてみせます』

私がそういうと、凪さんは拍子抜けたような表情で固まる

それを見て私はクスリと笑ってしまった

凪「え好き」

貴『どうも

で、どうしますか？
世界一を一緒に目指してくれます？』

凪「…Aは自分をエサにしてるの」

貴『そう言う事になりますね

あ、ちなみに日本代表になったら恋人になるって話はお断りする予定なので』

凪「え、何で。それは約束でしょ」

貴『認識の違いがあったんですから無効ですよ。そもそも私あの時ちゃんと告白されて無いですし』

私は私自身をエサにする

自意識過剰でも何でもいい、凪さんが本気で世界一を目指してくれるなら私は嬉しい

凪「ずる…

んーじゃあさ俺からも条件出していい？」

貴『条件？』

凪「うん、超簡単な条件」

…

凪「そのエサの話は俺以外のやつに持ちかけない、これが条件」

これをのんでくれるならやるっと言う凪さん

そんな条件を出されるとは思ってなかったけど…

貴『生憎、このエサで釣れるのはきっと凪さんだけですしはなからする予定なんてないですよ』

凪「ならもう一つ、
俺が日本代表になったらご褒美頂戴」

貴『ご褒美って、、
まあ恋人になるとか以外なら良いですけど』

やった、と喜ぶ凪さんを横目に

そろそろ肌寒くなってきた今の格好をどうにかすべく持っていた上着を広げてもう一度羽織ろうとする

凪「Aこっち」

貴『ん？』

腕を軽く引かれたかと思うと
私は凪さんの足の間にストンと座らされお腹に手を回された

凪「これで2人ともあったかい」

貴『…』

元々距離感バグってた所はあるけど私に気持ちを伝えてきてからさらにヒートアップしてる気がする。

凪「恋人同士ならこのままベットインしても誰も文句言わないんだよね」

貴『お互い同意の上なら良いと思いますけど(一緒に寝るくらい)』

凪「世界一までお預けかぁ
面倒くさいけどがんばらないとじゃん」

貴『あ、勿論途中で放棄してもらっても良いですからね』

凪「放棄したらAは他の奴のところ行くでしょ」

貴『さぁ？』