◇182 約束。 ページ32
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「ぷはぁーーーっ」
『ははっ、どっかのおっちゃんかよ(笑)』
お風呂上り。麦茶を片手にゴクリと飲むと、さかもとに笑われて。
あぁ、そろそろだ… 寝る時間来ちゃうよっ…
いや、でもさかもとは昨日の忘れてるよね。うん。忘れてる。
「わ、私寝るねっ」
『…』
「さかもと？」
『おい、まだやろ。約束したやん』
「…はいっ…」
さかもととそういうことをするのがいやなんじゃなくて、あれだけの恥ずかしさに襲われるのが、正直言って毎回怖くなる。
でもあの人みたいに、人格が変わったり、いつもと全然ちがう表情を作ったりさかもとはしないから。だから不思議と心地よくて。
『A？』
「ん？」
『嫌なら嫌って、はっきり言うてええねんで？
一方的にしてしまって、怖い思いさして傷つけるんは、嫌やっ…』
ベッドに身体が沈むと同時に、顔に出てたのか、心配そうに私に言った。
優しさが怖いなんて言ってた私がバカみたい。
今ではこんなに優しくされて、私、愛されてるなって自惚れて。
「そんなことないよっ？… そんなことない」
『、好きやで…』
えっちするの、久しぶり…
必ずさかもとは、“好き”って言ってくれる
その言葉を聞くたびに、涙が出そうになって。
「んっ、…」
『怖くない？』
「大丈夫…」
『ここ、』
「あっ…！」
『あかん？』
「んんっ！はぁっ…」
『…気持ちいい？』
くすぐったくて、でもなんか…
気持ちいいって、これがその感覚って言葉では言い表せないけど、なんとなくわかるような気がしてきた。好きな人の肌が触れて、あったかくて… 好きな人に触れられるだけで、ドキドキしっぱなしで。
「、きもちいっ…」
『…あほ、可愛すぎやねん』
今日もまた、最後まで優しかった。右手はずっと握られたまま。
ゆっくりと脱力する私を抱きしめて、頭をなでてくれる。
『痛くなかった？』
「うんっ…」
『そんならよかった』
「さかもと…？」
『ん？』
「好きっ…」
『うん、俺も好き』
「私、重くない？」
『全然。Aと付き合うまでは、嫌いやったけど、今は全然そんなん思わん。』
「ずっと一緒がいい… どこにも行かないで？…」
『行かへんよ。そうやって、もっと言えばええねん。なんでも遠慮しすぎ』
「うん…」
『おっしゃ、寝よな』
「おやすみ」
『ん、おやすみ…』
幸せ。
本当に、幸せすぎて。
◇183 いない。坂本side→←◇181 朝。坂本side
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実玖(プロフ) - さやさん» ありがとうございます！明日は移行予定です！ (2017年7月5日 22時) (
レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
実玖(プロフ) - えりさん» 私も苦手です…wwww (2017年7月5日 17時) (レス) id: fb928da0c0 (このIDを非表示/違反報告)
えり - 玉ねぎwwうんうん、わかる〜あれは慣れですホント（笑） (2017年7月5日 12時) (レス) id: 10f951dba3 (このIDを非表示/違反報告)
えり - お久しぶりです(*´ω`*)水っぽいものww夏場は私もそうやから人の事言えないです（笑） (2017年7月5日 12時) (レス) id: 10f951dba3 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - テストお疲れ様です！楽しみにしてました((*´∀｀*)) (2017年6月30日 20時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実玖
| 作者ホームページ：http://mikupepe//pa-na
作成日時：2017年4月21日 23時
