遺伝子格差世界【d!】

�将将� ページ27

貴方side



「まぁ拒否県なんて無いんやけどね？ささっ。はよいこか？」


男性はそう言うと、掴んでいた私の手を引っ張って後ろ後ろと下がっていく。
待て待て待てこのまんま後ろ言ったら絶対激突するだろ辞めろマジで。
そう思って声を出そうとしたけど、手遅れで、私は来るであろう衝撃に目を瞑った。


『、、、、っ？』


だけど想像していた衝撃も痛みはいつまで経っても来なくて、恐る恐る目を開く。
すると、目の前には壁は無く、そこは廊下。
え？何？瞬間移動でもしたわけ？？？


「吃驚した？俺な壁とかすり抜けられんねん。んで、俺とお手々繋いどったからAちゃんも通り抜けられてん。」


男性はそう言うと、変わらず後ろ向きでどこかへと、、というかそのまあ生徒会室へと向かっている。
今の説明がマジなら、、私超常現象体験できたって事？！
めちゃくちゃ嬉しい反面、これからの事を考えると胃が痛くなってきた。


『はー、、やっぱ遺伝子呪うわ、、。』


「ん？何か言った？」


『いいえ何も言ってません。お気になさらず。』


続く

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