将将 ページ23
貴方side
『あー、、明日学校行けるのかなー。』
ベットの上でゴロゴロしていると、ふとその事を思い出す。
傷口はもう塞がっただろうけど、少しでも血の匂いがしたら危険だ。
『自分的にはもう匂いしないんだけどなー、、。』
鼻に近付け、匂いを嗅ぐがもう匂いはしない。
こんなことが頻繁に起こるのならば、一生マトモな人生なんざ送れやしない。
ましてや生理なんていつ来るか分からないもんに怯え続けなければ行けないとか地獄か?
『ぁ゛ー、、。なんで人間なんかになっちゃったかなー、、!』
天使だとか、妖精だとか、可愛くて幻想的な遺伝子に産まれたかった。
何が人間だ。
生活は今まで以上に厳しいし、良く分からん悪魔に都合の良いように使われそうだし。
デメリットしかこの世界に無いぞ。ふざけんな。
そんな感じで、クッションに顔を埋めながらバタバタしていると、
コンコンコン
部屋の扉をノックされた。
『はーい!だれー?』
「おっ。なんやぁ元気そうやん!」
返事をすれば、聞き慣れた声と共に扉は開いた。
『シッマぁ!』
「よぅ。ドーナツ買ってきてやったで?有り難く思えよ?」
ミ●ドのドーナツの箱を片手に笑顔で部屋に入ってくるコネシマ。
いや、天才か?
『わぁー!ありがとう!』
「おぅ。今度ラーメン奢れよ?」
『え?』
「は?」
子供の頃、足を折ったときにはお見舞い来てくれなかったのに、今回来てくれた事に少々ビックリしながら、ホントに見舞いに来てくれたコネシマに感謝の意を示す。
「でも元気そうで良かったわ。痛いか?」
『いや全然。レバー食べたし。』
「そう言う問題じゃねぇんや。馬鹿。」
続く
716人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱ - 将将爾虜能蕕梁羯譴拒否県になっちゃってます… (10月28日 18時) (レス) @page27 id: 8c6028ae84 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 設定からストーリー本当に好きです!人外パロ?の学園系.自分はあまり見たことがなかったんですけど好みにドストライクでした!このご時世いろいろあると思いますが更新楽しみに待ってます! (6月16日 15時) (レス) @page1 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ハムぐまさん» ハムぐまさんコメントありがとうございます!rbrはさくらんぼ!この2人の絡みが大好きです。ありがとうございました! (2023年3月12日 20時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
ハムぐま(プロフ) - わぁ、…凄い好みの作品だぁ、…(コメ失です、!)rbrとshaちゃんが絡んでるとこが好きすぎます、…rbrはさくらんぼ、! (2023年3月12日 12時) (レス) id: 324950bcc8 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます!さてさて、、それは神のみぞ知る事ですからね、、?フフフ (2023年3月12日 11時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:俎 | 作成日時:2022年12月23日 20時