単なる恋情【d!】 (ページ3)

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rbr-オキュロフィリアページ3

貴方side

『ロボロの目って綺麗だよね、、。』

「何や急に。気持ち悪いな、、。」

『乙女に気持ち悪いとか、、これだから童●は。』

友人、ロボロとそんなことを話す。
ちな、私としては大真面目だ。
ロボロの目は茶色に色素異常で光かたによっては赤にも、桃色にも見える。
生まれつきらしく、小さい時は大学病院に呼ばれるくらいには人々はその目に興味を持った。
そして、私もその一人だ。

『私の初恋を奪いやがってよぉ、、？』

「俺じゃなくて俺の“目“なんやろ？なら俺を恨むな。」

『いやロボロたがな？』

「え゛っ！？」

からかい混じりにそう言うと、ロボロは顔をめちゃくちゃ赤らめてびっくりする。
その時、目が揺らいで、光が反射して綺麗だった。

「、、もうしょうがないなぁ！Aがそこまで言うんやったら付きおうてやってもええんやで？」

『、、、いや冗談だがな？』

そう言うとあからさまに絶望したような顔をする。
それに共鳴するようにロボロの目も揺らぐ。
色々な感情が相まって、綺麗に光る。
、、綺麗だな。

「でっでも！Aと付きおうたらいつでも目ぇ見れるで！悪い話ちゃうやろ！？」

『、、、確かにそうだけど、、。』

まだその話か、、と思いながらもロボロの言葉に一理あるなと思った。
私とロボロが付き合えばロボロの目を独占出来るかもしれない。
いつかは食べさせてくれたり、、高望みしすぎか？

『んー、、じゃあいつかロボロの目。頂戴よ。』

「、、、えぇ？」

『嫌？』

「嫌に決まっとるやろ。俺を愛せよ。俺を」

『私ロボロのそう言う自信満々な所好きだわ。』

ロボロは昔っから私の事が好きだ。
それは今でも変わんなくて、一度告白もされたが私はロボロの目しか興味ないときっぱり断った。
それでも、どんなに可愛い子が告白しても一途に私しか見てない。
そして年を重ねるごとに少しナルシスト気質が出てきた。
まぁ見てて楽しいから別に良いんだけどさ。

「A～、、！何時になったら俺の事好きになってくれるん？」

『だから私はロボロの目しか興味ないと言ってんだが？何回言ったと思ってんの？』

「今までの合計して18回。」

『気持ち悪っ。』

いつか告白を受けたら、この会話も出来なくなる。
ならあとちょっとだけで良いから、友達としていた方が良いなと少し思ったり？

オキュロフィリア……眼球愛好

END

いつかこいつらヤルんだ。きっと。ヤルんだ。