爪一枚【d!】

4枚目 ページ4

貴方side



ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ


《はーいもしもし？A？》


『家行って良い！？(迫真)』


《えっ？えっ？何々？ドユコト？》


あのあと、扉が閉まってもう半泣きになりながら荷物の整理を初めた。
ここから引っ越すのだ。
今まであんなこと無かったのに被害が出てしまえばもう精神的にも限界だ。
っと言うことでネカフェにも来るかもしれないという恐怖から友人のシャオロンに泣きながら電話をかけて止まる約束を取り付けた。


『理由は後で話すからとりま今から行くから！！お風呂と夕飯の準備しといて！！』


《えっ、、いや。俺の事情聞けや、、。それに他にも泊まりn((『お前だけが頼りなんだよシャオロン！！お前しかいないんだ！』、、しょーがねえなぁ！》


ちょろ。
でも泊めてくれるのは本当にありがたい。
お土産にトマトジュースでも持っててあげよう。
にもつをまとめ上げ、玄関に行く。


『シャオロン』


《んっ？何？告白？》


『これから私の悲鳴とか、、いきなり電話切れたら即刻通報して。』


《えっ？》


『よしっ！Aいっきまーす！』


そう言っていきおいよくドアを開けた。
向こうには誰も居なく、安心して鍵を閉めてシャオロンの家へと早足で向かった。


《何があってん？》


『たから着いたら話すって。もしかしたら近くにいるかもしれないし。』


《人でもころしたん？共犯にはならへんからな。》


『やるわけ無いじゃん。誰ころすんだよ。』


《コネシマ》


『あー、、有り得るわ。』


そんな戯言を言いながら向かう。
途中、視線を感じてめちゃめちゃに警戒しながら。


続く

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