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20枚目 ページ20

貴方side



『ごめんね、、私のせいで、、。』


目に少し水の膜を貼ってそう言う。
何で無関係のこいつらに怖い思いをさせてしまう結果になってしまったのだろうか。
申し訳なくて涙がでてきてしまった。


「大丈夫やってA!お前が一番の被害者やん!」


「泣くな泣くな!お前が悪いんちゃうんやから!お前が責任感じなくてええねんから!」


「わーシッマがA泣かした〜、、!」


「うっせぇシャオロンころすぞ?」


巻き込まれてるのにそう言って慰めてくれる。
良い友人に囲まれたと、心底思ったよ。


『うん。ありがとう、、。』


「おん。俺らが付いとるからな。でも俺らがタヒぬ時は一緒やからな?」


『怖いこと言わないでよ、、!』


時間が経って、冗談を言えるくらいには場も空気が和んでいた。
ふと、時計を見ればもう6時で、コネシマとロボロは帰るか、なんて話をし始めた。
そんなとき、


ピンポーン


とチャイムが鳴る。
一瞬にして静かになり、全員が同時にインターホンの方を見た。
シャオロンが音を立てずにインターホンに近付き、ドアの向こう側を見る。


ピンポーン


シャオロンが口に人差し指を当て、静かにするようにとジェスチャーをする。
そして、会話ボタンを押した。


「あっ、、どちら様ですか?」


《お届け物でーす。》


「えっと、、何の荷物ですか?」


《お届け物でーす。開けてくださーい。》


「あの、、すみません。頼んだ覚えが無いんですが、、?」


《開けてくださーい》


そのようなやり取りが終わった後、玄関の方から音が鳴る。
向こう側で、ドアノブを回そうとしているのだ。
シャオロンは顔を真っ青にして走り出し、ドアノブを掴んで開きかけた扉を閉めた。


ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン


扉の叩く音が鳴り響いた。


続く

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はゆり - え?皆さん私モテ知っていますか?私すごくその漫画が好きでこの小説で出てきて興奮しました。作者様も私モテのファンだと嬉しいです。(25話) (7月28日 22時) (レス) @page25 id: 647d51317b (このIDを非表示/違反報告)
るーるー。(プロフ) - うお。怖い。これは、、、ホラー?ま、いいや。タイトルからなんかゾクッときてしまいました。展開がとても気になります。更新頑張ってください。 (2023年4月26日 15時) (レス) @page39 id: a2c8966320 (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - 大戦犯さん» 解いてます!期限付きなのでどうぞお楽しみください! (2023年3月15日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)
大戦犯(プロフ) - パスワードが、パスワードが解かれている!!キェェェェェェェェ(歓喜) (2023年3月15日 14時) (レス) id: 8079df56ee (このIDを非表示/違反報告)
綷撥(プロフ) - ぱんけーきさん» ぱんけーきさんコメントありがとうございます!体の一部ですか?!むしろどこら辺が欲しいのかで話は変わって来ますが、取り敢えずそう言って頂けて、とても嬉しいです。ありがとうございます! (2023年2月2日 19時) (レス) id: 077ab00643 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月26日 11時

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