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登校日9 ページ11

あ「あーもうっ!」



結局お昼買えないし!



あと5分しかないしな・・・



とりあえず教室戻ろう



ガラッ



あ「あー疲れた」



桃「お疲れ!大丈夫だった?」



あ「なんとか血は吸われなかったよ・・・」



元陸上部は伊達じゃないね、うん



あ「でも何で私なんだろ。五人しかいないとはいえ他にもいるのに。転校初日だから?」



緑「それはお前が特別な血の持ち主だからなの
だよ」



あ「うわっ!緑間いたの・・・ってか特別な
血ってなに?」



緑「吸血鬼の中でもっともうまいと言われる"アイリスブラッド"なのだよ」



あ「私普通の血だよ?」



緑「いや、多分お前の右の鎖骨の下に星形のアザがあるはずなのだよ」



あ「いやそんなもの・・・あった!」



どう言うこっちゃ、こんなの聞いてねぇ!



緑「それがアイリスブラッドを持つものの証なのだよ」



あ「へーそうなんだー」



また面倒な設定をしたな、おい



てかお腹すいたよー



あ「お腹すいたなー」



緑「お前昼を食ってないのか?」



あ「追いかけ回されてそれどころじゃなかった
んだよ」



緑「こんな物でよければやるのだよ」



そういって緑間が取り出したのはメロンパンだった



あ「いいの?」



緑「あぁ、構わないのだよ」



あ「ありがとう!吸血鬼でも普通の食べ物持っ
てるんだねwww」



緑「今日のラッキーアイテムだったのだよ」



あ「へー。じゃありがたくもらっとくニコッ」



緑「気にするななのだよ////」



なかなかイイヤツじゃないか



他もこんな感じならいいんだがな



しかし何で顔赤かったんだ?

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作者名:紫月 | 作成日時:2014年4月5日 17時

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