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20食目。 ページ24

それは白い体の人間……少し前死んでしまったコックのイルデブランドだった。

プラトニックはいつの間にか逃げていたし、それを追う余裕などなかったが、主人の危険を察知したのかセレナはイルデブランドに対峙した。

しかし両手からは小さな炎しか出なかったし、今にも倒れてしまいそうなくらい疲労していた。

バニカはセレナに休むよう言い、イルデブランドを壁際に押しやった。




(キャッスル・オブ・ヘッジホッグ にて)

「あったり前じゃない!あんな化け物がいるだなんて知らなかったわよ!」

プラトニックはそう叫び、AB-CIRに愚痴を漏らした。

コンチータ邸のことを説明していたが、最後にプラトニックはこう言った。

「そういえば、不思議な力を使う女がいたわよ」

その言葉にAB-CIRは少しだけ考え、どんなやつだった?と言った。

「えっと……あんまり顔は見れなかったけど…緑?青?っぽい髪の色だったわ。多分、使用人。」

分かりやすく反応し、どんな力を使ったんだ?と訊ねた。

「えっと……風ね。あと、火かな」

AB-CIRは笑いを隠すようにクククと笑った。
しかし、すぐに悲しそうな顔をした。

「まさか、な。」

生きてる訳がないだろう。

女性のような顔をしてポツリと呟いた。

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いんく(プロフ) - 桜猫さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。一ヶ月一冊ペースで進めていくつもりですので、こちらもよろしくお願いします。 (2016年8月5日 19時) (レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫 - こちらも読ませていただきます( ^ω^ ) (2016年8月3日 11時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いんく | 作成日時:2016年8月1日 22時

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