19食目。 ページ23
セレナはビクリと肩を震わせたが、すぐに立て直し両手を入ってきた者に向けた。
入ってきた者の名はプラトニック。盗賊である。
セレナはプラトニックを見て、一瞬だけ顔を歪ませた。
そのあとセレナは大きく息を吸って両手から風を出した。
それは決して弱いものではなかったが、人を吹き飛ばすには火力 ー実際は風だがー が足りなかった。
彼女が得意…というよりも習ったのは火だけである。
この屋敷を燃やす訳にはいかないので、しょうがなく風を使った。
もう少し訓練すれば特定の者のみを攻撃できるのだが、まだセレナには無理だった。
風の中、バニカはプラトニックに近づいた。
それを見てセレナは風の発生をやめ、その場に座りこんでしまった。
バニカとプラトニックは話をしていたが、セレナには聞く余裕がなかった。
しかしまたもやドアが空いた。
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いんく(プロフ) - 桜猫さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。一ヶ月一冊ペースで進めていくつもりですので、こちらもよろしくお願いします。 (2016年8月5日 19時) (レス) id: 8afac89c30 (このIDを非表示/違反報告)
桜猫 - こちらも読ませていただきます( ^ω^ ) (2016年8月3日 11時) (レス) id: 3524d9e2e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いんく | 作成日時:2016年8月1日 22時